すごい宇宙講義

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  • イースト・プレス (2013年6月29日発売)
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一昔前まではニュートリノやヒッグス粒子が見つかっていなかったせいで昔は今の宇宙観とはまったくかけ離れたものかあるいは雲を手でつかむくらい宇宙について何も分かっていなかった。でも、今はそれが見つかったおかげで少しずつ宇宙の謎が解かれている。宇宙の物質の大半を占める暗黒物質と暗黒エネルギーの正体はまだ分からないけれど、これから解かれていくのだと考えるとわくわくした。もしかしたら、これから先の未来で今までの物理学が根底から覆されることもありえるのかもしれない。二重スリット実験ではこの世界の矛盾が表れたし、ブラックホールの反対側にはホワイトホールがあるという仮説が立てられた。そしてそのワームホールを使えば未来に行ける可能性がある。そういった謎の一つ一つが解明されればもしかしたら宇宙多元論の可能性が濃厚になってくるし、世間一般的なビッグバン理論も改変されるのかもしれない。人間の寿命は限られているから、自分が死ぬまでにもっとたくさんのことが解明されればいいなと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年10月8日
読了日 : 2017年10月8日
本棚登録日 : 2017年10月8日

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