レビュー by bookreviewさん
人格主義・・「成功」と言われるような人生には、その裏づけとなる原則があり、その原則を体得し取り入れる以外に、人が真の成功を到達し、永続的な幸せを手に入れる方法は無いと教えている。
個性主義・・最近の考え方。成功のためのイメージの作り方、テクニックなど表面的。問題解決も一時的なため(問題の元になるものに触れていないため)、問題が再発する。ex.念ずれば道は開く、笑顔は友達を作る、自己PRの仕方など。
パラダイムは最近ではモデル、理論、知覚、既成概念、仮定、一定した見地をさす言葉として使われている。もっと一般的に言えば、パラダイムは世界を見る見方であり、私たちの認識、理解、解釈を決めるものである。
人は皆それどれの頭の中に様々なパラダイム=地図を持っている。地図は二つに大別できる。現実を写し出す「物事のあるがままの姿」を描いた地図と、自分の価値観を写し出す「物事のあるべき姿」を描いた地図。私たちはあらゆる経験をそうした地図をもとに解釈している。これらの地図が正しいかどうかを疑うことは無い。 同じ絵を見ても人によって老婆に見えたり若い娘に見えたりする。
原則は正義、公正さ、誠実、正直、奉仕、貢献、可能性、忍耐、犠牲、勇気など。
周りの人との深い充実した人間関係を築くには、まず相手の言葉を聴くことから始めねばならない。そこでは精神的な強さが要求される。「聴く」ためには高度な人格の要素が必要。
親と子の関係が緊迫し、感情的な雰囲気になっているとき、教えようとする姿勢はかえって、子供に裁きや押し付け、あるいは拒否と言う形で受け取られる。
インサイドアウトという考え方=自分自身の内面(根本的なパラダイム)を変えることから始める。つまり子供が明るく協調性のある子に育って欲しければ、子供への理解を深め、子供の視点に立ち、一貫した愛を示す親になること。信頼されたければ、信頼性のある人になること。この考え方では、私的成功が公的成功に先立つ。つまりまず自分自身に(他人に対してではなく)約束をし、それを守らねばならない。
アウトサイドインというやり方(外からもたらされた永続的な問題解決や幸福)でうまく行った例は皆無。
相手の話を聴く必要性を知り、聴くスキルを持っていても不十分。聞きたいという気持ちが必要。
幸福とは、最終的に欲しい結果を得るために、今すぐ欲しい結果を犠牲にすることである。
P.63 P/Cのバランス (P=目標達成 C=資源の保全)
P.65 子供は親が自分を裁かずに耳を傾けてくれる親だと思うだろうか?子供である自分を一人前として扱ってくれ、何があっても信頼できると親をみなしているだろうか?子供と心を通わせ、真のコミュニケーションをし、良い影響を及ぼすほどの強い関係を築いているだろうか? 親が自分の目標達成のみに集中していれば結果的には子供との関係を壊すことになり、目標は達成できなくなる。
自分の意見を通すために人にプレッシャーをかけ、その結果としてお互いの関係にむなしい気持ちしか残らないとき、逆に人間関係を改善する時間をとり、コミュニケーションがスムーズになる・・・P/Cの原則の結果である
P.78 自覚とは自分の考えそのものについて考える能力のことをいう
P.83 ビクター・フランクル・・自分の状況を客観的に観察することのできる「自覚」のある人だった。それゆえ彼におきた出来事あるいは受けた刺激と、それに対する彼の反応との間には、彼の自由、つまり反応を選択する能力が存在していた。
人間は刺激と反応の間に選択の自由を持っている。選択の自由の中にこそ、人間の人間たる四つの独特な性質=自覚(自分自身を客観的に見る力)・想像力(現在の状況を超えて頭の中で想像する力)・良心・自由意志(他のあらゆる影響に縛られること無く自覚に基づき行動する能力)がある。
反応的な人→周りの物的な環境に大きな影響を受ける。ex.天気がよければ気分が良く、逆もある。 主体的な人→自分の天気を持ち合わせていて、外の天気に振り回されない。
本当の意味では、自分の身に起こる出来事によって傷つけられるのではない。自分がその状況(傷つく)を容認すると言う選択によって、傷を受けるのだ。自分の不幸の理由を外側に求めてきた人が、心底から正直に「今の状況はこれまで私が行ってきた選択の結果だ」と言えるようになるまで、「他の道を選ぶ」ことはできない!!!
P.89 自分の身に何が起こるかではなく、それにどう反応するかが重要なのだ。外的環境要因で、肉体的あるいは経済的に害を受けて悲しむ事もあるだろう。しかし、私たちの人格、アイデンティティーそのものまで、それに害される必要は無い。かえって人生のつらく、厳しい経験によってこそ人格は形成され、内的な力が育成される。
P.91 フランクルによれば、人生には三つの中心的な価値があるという。①経験=自分に何が起こるか ②創造=自分で作り出すもの ③態度(三つの中で一番大切) 重要なのは、人生の経験にどう反応するかと言うことであり、どういうパラダイムを持つかということである。
P.99 反応的な言葉を使わない! 主体的な言葉でなく反応的な言葉をつかうと、被害者意識に陥り、生活のコントロールを失い、自分の人生を自分で作り出す能力を失くしてしまう。自分の状況を全て外的な要因のせいにするようになる。
愛は動詞である。愛という気持ちは愛という行動の結果にすぎない。奉仕し犠牲を払い話を聴き感情を理解し感謝を表し相手を肯定すること。
P.108 直接コントロールできる問題(自分の行動と関係している問題)=習慣を変えることにより解決。 間接的にコントロールできる問題(他人の行動と関係している問題)=影響を及ぼす方法(感情移入、説得、模範を示す、衝突など)を変えることにより解決できる 全くコントロールできない問題(過去のことなど)=自分の態度を変える(笑顔で受け入れる)
自分のあり方(自分のうちにあるもの)を変えることにより、自分の外にあるものをプラス方向に転換することが出来る。自分の人生をコントロールし自分のあり方や人格そのものに集中することにより、自分の周りの状況に大きく作用を及ぼすことが出来る。
幸も不幸も主体的な選択の結果に過ぎない。時と場合によっては、最も主体性を発揮する方法は、ただ単に心穏やかに全てを受け入れ幸福になることである。心から微笑んで過ごすのだ。
自分の生活の主導権を取り戻す方法は①約束を守ること、②目標を設定しそれを達成するために働くこと。
他人の弱点や欠点を批判する目ではなく、慈しみ深い目で見る。彼らが何をしているのか、何を怠っているかが問題ではなく、それに対してあなたがどういう反応を選択するか、あなたは何をなすべきかが問題なのだ。問題は自分の「外」だ、という考え方こそ問題なのである。
自己リーダーシップの原則
時間管理
第一領域・・緊急かつ重要な領域
第二領域・・緊急でないが重要な領域
第三領域・・緊急だが重要ではない領域
第四領域・・緊急でも重要でもない領域
*第二領域を大切に!
一日に時計を確認する機会は沢山あるが、自分の人生のコンパスを確認する機会は何回あるか?
決して遊んでいるわけではなく、一生懸命やっているのに目先の出来事に追われ、一日が終わってしまう。
一日の2%(30分)の時間を自分のコンパスが示す方向のことをやると自分に約束する。
価値観や目標はしょっちゅうぶれる。なので目標を書いた手帳をいつも見返しそこに常に意識を向ける。
レビュー登録日 : 2012年01月02日
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