すらすら読めて、大人でも子どもでも読めて、じ〜んときたり。
最近、「ホームレス中学生」とか「がばい」などのパンチのある貧しい(?)家庭の子どもの強くけなげに生きる物語が流行っているけれど、清く正しく裕福で幸福な家庭の子どもの視点から自分の世界を、そして自分の外の世界を生きる話です。泣き虫のハァちゃんとともに私もじんわりしました。
河合隼雄先生の遺作で創作。
時代は先生の子どものころが背景となっています。
親は子どもをしっかり育て、子どもの友達ではなくあくまで親で、子ども両親が大好きであり、とても尊敬している。親子間の心地の良い距離間も描かれていて、文章もうまい!こんな創作も書けるなんて河合先生はたいしたお人です。
この続きが読めないのは残念です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
読んでじんわり
- 感想投稿日 : 2008年6月7日
- 読了日 : 2008年6月7日
- 本棚登録日 : 2008年6月7日
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