ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2014年12月25日発売)
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感想 : 826
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途中から嫌な予感はしていたものの、これほどまでに後味の悪い物語になるとは思っていなかった。
複雑に入り組んだ人間関係が、この先の栞子と五浦にとって辛いことにならないようにと祈りたくなる。
稀覯本が盗まれたトリックはあるアイテムが登場した瞬間にわかってしまったけれど、それでもまったく物語の面白さは変わらない。
このシリーズを読むと、何故か登場した小説を読みたくなる。
太宰治を読んだのはどれくらい前だろう。
いわゆる名作と呼ばれるような物語を読まなくなってからどれくらい経つだろう。
昔読んだ物語を思い出させてくれるシリーズでもある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2017年2月16日
読了日 : 2017年2月16日
本棚登録日 : 2017年2月16日

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