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好きな本しか揃わない、偏った本棚です。 色々適当。一部の感想だけに熱が入ってます。
レビュー by ヨーコさん
「相も変わらず図書館は四方八方敵だらけ! 山猿ヒロインの両親襲来かと思いきや小さな恋のメロディを叩き潰さんとする無粋な良化「査問」委員会。迎え撃つ図書館側にも不穏な動きがありやなしや!? どう打って出る行政戦隊図書レンジャー! いろんな意味でやきもき度絶好調の『図書館戦争』シリーズ第2弾、ここに推参!図書館の明日はどっちだ!?」 by Amazon
図書館シリーズ第2弾目です。
今回は、短編集っぽくなってます。でも切り離された話ではなく各個人にスポットを向けた感じで全部繋がっています。
一、
郁の両親が働いている図書館にやってくるお話。
両親に図書特殊部隊という所属を隠したままやり過ごすのに必死になっていますよ・・・。両親、というか母親の望みとは全く違った娘に育ち、それを受け入れてくれない母親との葛藤が郁の心にはいつもあって、久しぶりに会った両親とも、マトモに会話できない郁がなんだか少し可哀想に思えました。
娘だったら特に母親の方が厳しいというかね、母親の言っている事は分かるのだけども、でも今の自分はこうなんだよ?とホントは理解して欲しいんだろうね。
郁の父親と堂上の会話で堂上がたじろいでいたのは面白かった。
そして父が残していった「週間新世相」。
どう受け取るかは堂上次第。
郁は郁で、柴崎の辛辣な言葉に(正しい事なんだけど)涙して、それはまだまだ郁が図書隊に対して純粋な思いで頑張っているからなのだけども、まぁでも涙した分、堂上が別の所でそういう純粋な郁の事を分かってるから、いいのかな、なんて。
二、
小牧上官と毬江ちゃんの恋のお話。
この「内乱」の中では一番好きな話です。小牧の家の近所に住んでる女の子(10歳年下)毬江ちゃん。耳の障害を持っているのだけど、小牧とは上手くコミュニケーションが取れているご様子。
でもそれは、大変な苦労の結果。小牧にとっては特別大変な事でもないのだろうけど、周りから見れば、きっと並大抵なことじゃないと思う。
そんな毬江ちゃんに、耳の障害を持った本を薦めた小牧。それが原因で良化部隊に連れられていってしまうのですが・・・
せっぱつまった時の女心を理解してない男性陣。
分からないでもないけどさ。郁と柴崎の行動はナイス!
恋をすると女の子は強くなっちゃうんだよねぇ。
最後の小牧の言葉にはこっちもにんまり。
良かったね鞠江ちゃん。
三、
美人な柴崎と好青年との話とか、掲載内容に違法性のある雑誌の閲覧をどうするか、などなど。
美人で人当たりもよければ(たとえ営業スマイルでも)男にもてるのは当たり前で、そんな事、柴崎は分かっているけど、周りにひやかされるのが凄く嫌いな女性。まぁそれは誰でもそうなんだけど。
柴崎の中高生時代の事、その経験で覚えたモノ、不器用な部分もあったのかもしれないけど、他人を信用しないってのはちょっと寂しいかも。
でも、感情モロバレの気兼ねない郁と出会ってから少しずつ変わっていく柴崎はホントにいい女だよねぇ。
きっと郁の前で泣く事はないだろうけど、でも柴崎は「あんたが大好きよ」って心の中で思ってるから、多分それでいいんだと思う。
今回の雑誌は結局ああいう結果になったけど、図書館が本の良い悪いを決めたらメディア良化委員会と同じじゃないかなーとやっぱり思いますよね。
読んだ上で裁量すれば良い、読みたくないのなら読まなければ良い。
ただそれだけなんだけど、世間の批判ってのはどうしても無くならないものだもんね。
あ、朝比奈さんにはちっとも興味が沸かなかった(笑)
四、
手塚兄弟のお話とか、武蔵野第一図書館のHPの事とか。
HPに「一刀両断レビュー」なる図書館のHPとしては常識としてあり得ない内容のページが問題になり、そこから図書館が本を処分しているという事実もでてきたり、と穏やかじゃない様子デス。あ、だから内乱なのか。
相変わらず朝比奈さんは柴崎と食事したりしてますが、恋に関してはいっこうに相手にされてないみたい。
そして手塚兄弟の確執。
意外と苦労してきたんだなーと。頑なだったのも、その兄のせいだったりもする訳で。そりゃあね、憧れてた兄貴が、そんなとんでもない方向に行ってしまったら誰だって悲しいもあるけど、怒りますよね。
家族を顧みない、それが手塚にとっては一番許せない部分。
でも何やら砂川の一件といい、兄の不穏な影がちらつき、手塚も大変みたい・・・
で、最後には郁が査問会に呼ばれてしまうという、でも堂上の「有り得ない」という断言に郁がホントに喜ぶ様子にはやっぱりニヤニヤしてしまいますよ。
耳朶まで赤くなる男の人って可愛いわぁ。(柴崎口調で)
五、
郁の査問会の話。
行政派の査問会、でも辛いのはそれじゃなくて、それを受ける事に対しての周りの雰囲気。
柴崎は郁がバカでも郁の人間性は認めてるからいいとして、他の人間から見れば、やはりそう見えていたんだな、というのが正直可哀想でしたよ。
でも班のみんなのおかげで、査問会は乗り切ったし、まぁそれは手塚のお兄さんの事もあるのだけど、でも仲間っていいなぁと思った瞬間でした。
手塚兄との食事に迎えに来た堂上がさ、またカッコ良くてさ、でもヒールを履いて益々背が高くなった郁に愚痴ってる辺りが少し切なさを醸し出してます(笑)
そしてラスト、王子様が誰なのか発覚!
手塚兄は意地悪な人でした・・・。
郁は熱を出しちゃうしね、何だ知恵熱か?
柴崎と手塚の関係もほんの少し面白い方向に向かっていますよね〜。
なんだかんだで、堂上が郁の頭を撫でるのが当たり前みたいなってきてるし、ウラヤマシス。
そしてまたカバーイラストを見て、ああ、この絵なんだと色々納得するのが面白いところです。
登録日 : 2008年01月21日 08:38:26


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