to be continued...
Duffy*さん
向田 邦子
文藝春秋 (2003年08月)
小説
少しくたびれた夫婦の話という先入観があって、なんだか陰気くさそうと敬遠していた。読んでみると、これは夫婦の話である以上に、男の友情、家族、そしてある時代に間違いなく存在した日本の風景の話なのだと気付く。 筆者の筆遣いは、市井の人たちへの慈しみに...
白川 方明
日本経済新聞出版社 (2008年03月)
経済・ビジネス
はじめは禁欲的な教科書、読了後は、読みものとして面白い作品、という感想。なかなかつかみきれない部分も多く、一読後は辞書的に使うのがよいか。
沢木 耕太郎
新潮社 (1980年12月)
社会・人間
舞台は30年前の日本の"辺境"。これぞルポ、と唸らせる舞台設定、風景の切り取り方。その中にあって、題材や対象のキャッチーさより、目の前の人への深く優しい考察が先に立っていることに心打たれる。相場師、仕切り屋のエピソードが特に心に残った。 なんといって...
小林 正宏
中央公論新社 (2010年07月)
議論のスポットはリーマン後、特に2010年入り後に当たっているので、タイトルがやや大風呂敷&あまり鮮度が長持ちしなさそうな本という印象ですが、制度面の考察もきっちりしており、「通貨」がひとつのテーマとなった昨年の金融市場を振り返り、今後を考察するのに...
大竹 文雄
中央公論新社 (2010年03月)
エッセイを寄り集めた感じの読みやすい一冊。床屋談義を一歩進める材料になるような実証研究の数々が紹介されていて興味深い。本の構成上、一つのテーマの掘り下げが甘くなっているのが難点か。
河村 健吉
中央公論新社 (2010年08月)
日本の戦後経済史を、金融機関と金融市場の発展、変化に焦点を当てて叙述した一冊。「影の銀行」の話題は時折思い出したように出てくるが、全体を通じて主役は「銀行」であることは否めない。そのせいか、全体に議論のピントがぼやけた印象を受けるし、筆者の論述ス...
三浦 しをん
新潮社 (2005年03月)
出版社への内定をめざして就職活動に励む女子大生が主人公。 エッセイと創作の中間とも言うべき作品で、三浦しをんさんのエッセンスがつまった一冊。
村上 春樹
講談社 (2004年11月15日)
小説 読み終わった
講談社 (2004年11月16日)
何度読んでも筋を忘れてしまうのはなぜ?
梨木 香歩
角川書店 (2007年05月)
梨木さんの文章は、ここではないどこか、を舞台にした時いっそう輝くと常々思ってきたけれど、明治時代のトルコという二重の意味での異国で繰り広げられる物語の吸引力に触れ、あらためてその感覚を深めた。 淡々と静かな日常の描写が連なっているかとと思うと終...
阿川 尚之
PHP研究所 (2004年10月)
歴史・政治
PHP研究所 (2004年09月16日)
講談社 (1979年07月23日)
坂本 光司
あさ出版 (2008年03月21日)
池澤 夏樹
新潮社 (2005年01月15日)
思想・評論
奥田 英朗
集英社 (2010年05月20日)
「1時間くらいでさっと読めて、くすっと笑えて、少し考えさせられて、さいごにはあたたかい気持ちになれるような作品」をコンスタントに生みだせる作家さん、というのは意外と少ない。中高生のときは重松清さんを愛読していたけど、既視感というかマンネリ感が強ま...
岩波書店 (2010年11月20日)
布施 直春
PHP研究所 (2007年10月)
吉川 節子
中央公論新社 (2010年04月)
堂目 卓生
中央公論新社 (2008年03月)
植田 和男
日本経済新聞社 (2005年12月)
伊坂 幸太郎
双葉社 (2010年06月30日)
角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年09月23日)
陽気なギャングやチルドレンの誰もが楽しめる気楽でお洒落な語り口、砂漠やコインロッカーが呼び覚ますあたたかな懐かしさ寂しさ、ラッシュライフやオーファーザーの鉄板プロット、そしてゴールデンスランバーで魅せた小説の凄み。多様な魅力を持ちながら、ここ最近...
祥伝社 (2010年10月29日)
文藝春秋 (2009年01月09日)
新潮社 (2006年09月21日)
氷見野 良三
金融財政事情研究会 (2005年08月)
吉國 眞一
麗澤大学出版会 (2008年03月)
エッセイ
苅部 直
幻戯書房 (2010年09月)
柴田 和史
日本経済新聞社 (2006年04月)
宍戸 善一
教科書・専門書
國貞 克則
朝日新聞出版 (2009年05月13日)
朝日新聞社 (2007年05月11日)
大庫 直樹
PHP研究所 (2009年06月19日)
新潮社 (2007年04月)
繊細で美しい描写にあふれた池澤さんの作品は、生活感という基盤を取り払われると、スノッブで浮世離れしてしまう。舞台が世界の片隅、とか、旅先、とかになると、何重もの膜に邪魔されて、うまく感情移入できない。そわそわしながら駆け足で読んでしまった。
講談社 (2004年10月15日)
小寺 圭
風雲舎 (2010年07月27日)
野中 郁次郎
日経BP社 (2010年10月21日)
藻谷 浩介
角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年06月10日)
新潮社 (2004年05月25日)
どろどろした人間の心と、ぞっとするほど綺麗な文章の対比が印象的。
貴志 祐介
文藝春秋 (2010年07月29日)
新潮社 (2010年03月)
ザ・伊坂幸太郎。楽しい。でも、伊坂幸太郎っぽすぎる。彼の得意な展開、構成、キャラクター。後書きの部分で筆者が、スタイルを変えないといけないと思ったと語っているのは真実だろう。しばらく迷走するにしても、新しい作品を待ちたい。
宇野 重規
岩波書店 (2010年04月21日)
歴史・政治 読み終わった
「認めてほしい」「必要とされたい」「ほめられたい」「未来を信じたい」という人の根本にある願望、そこに接合できなければ、いくら大上段に国や政治を語っても、どこにも行けないのではないか。ずっと感じていたその違和感に、社会活動家でも政治家でもなく、大学...
酒井 啓子
講談社 (2010年05月19日)
安心して読める中東入門。自分の中でバラバラに存在していた知識を整理・統合するのに役に立った。少し前のめりに感じる記述もあったが、新書という形態を考えれば、視点や立場を明確にすることは必要だったのかと。「そもそも」「なぜ」を大切にする姿勢にも好感を...
三島 由紀夫
角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年04月24日)
三島由紀夫はこんな小説も書くのか!という新鮮な発見。でも、観察眼の鋭さは健在。ふとした表現に人間の本質が見え隠れしているように感じた。ちょっとご都合主義なラストも含めて、結婚をめぐるドタバタ劇そのものを戯画化して微笑んでいるような印象。
舞城 王太郎
講談社 (2004年08月07日)
冒頭からノックアウトされてしまった。これは100%の小説。
榊原 英資
PHP研究所 (1998年10月)
経済・ビジネス 読み終わった
時代を感じた。
奥田 英朗 酒井 順子
講談社 (2005年12月15日)
ガールを読んで、奥田さんは働く女性を描くのが上手いなと感じたけれど、働いていてもいなくても、男の人でも女の人でも、若者でも老人でも、同じように上手い。つまり、観察眼に優れた人なんだろう。 どこかで本当にくりひろげられていそうな「古き良き」日系企業...
小野 善康
岩波書店 (2000年03月17日)
非常に興味深く、頭が整理される気がしたのだが、国際金融初心者は、教科書的な知識をつけてからのほうがよいかと感じた。
中尾 武彦
中央公論新社 (2008年02月)
豊富なデータと実務経験から得た直感的な記述がバランスよくちりばめており、参考になった。
湊 かなえ
双葉社 (2010年04月08日)
ありえなさ、を言いだしてしまうと楽しめない。ただ、背筋がゾクゾクするような緊張感があった、1章のモノローグは圧巻。残りの章については、蛇足と言えば蛇足なのだけれど、少しずつ思惑がズレていく仕掛けを独白という形式を使って上手く表現していたと思う。 ...
片山 修
祥伝社 (2009年08月26日)
一部ポジション・トークや後付け的な雰囲気もあったけれど、現場の臨場感が伝わってくる良著。特にトヨタの一節は読む価値あり。「今、ここ」での判断のむずかしさを思い知る。 ◆二〇〇八年九月十五日、米投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻した。世界経済は、一...
前田 大輔
秀和システム (2006年04月)
社会・人間 読み終わった
同ジャンルの本の中では、読みやすく、引き出しやすい一冊。
毛利 文彦
角川学芸出版 (2008年10月25日)
骨太なノンフィクション。具体的な事件の模様と、組織・捜査に関する解説が織り交ぜてあり、警察小説入門にもよいかと思います。組織がどうあるかは、結局のところ、どこまでも「人」の問題なのだなあと感じました。 ◆被害者の“声”を聞くことができない唯一の犯罪...
柄谷 行人
平凡社 (2003年06月)
思想・評論 読み終わった
平易な語り口で、アクチュアルな問題を扱っており、柄谷さんの入門としてはよいのでは。カントべったりなようで実は換骨奪胎している感じが微妙だったので評価は辛め。 ◆子供の犯罪は親の責任なのか?戦争責任とは?環境への責任とは?そして、未来に対するわれわれ...
川北 隆雄
岩波書店 (1995年12月20日)
ジャーナリズムの視点からの中央銀行論。小説日本銀行と合わせて読むと面白い。 ◆「銀行の銀行」「政府の銀行」と呼ばれる日銀の実態は,どれだけ知られてきただろうか.為替の乱高下,金融機関の不祥事など,日本経済の動揺が続くなか,その動向と役割に,注目は高...
梅棹 忠夫
中央公論社 (1998年01月)
まず、いかめしいタイトルからは想像がつかないとぼけた書きぶり=軽さ、ラフさに驚いた。そしてこれは「特権」をフルにつかった論考だ、と思った。 「中洋」への海外渡航がきわめて難しかった時代に調査団に加われた特権性、相対主義が共有される前、「進歩」「発...
手嶋 龍一
幻冬舎 (2006年11月)
まさに丁々発止。議論のベースをまったく共有できていないので、内容の正誤は判断しようがないのだが、そこは思考停止してひたってしまいたいような、国際犯罪小説の世界を思わせる面白さがある。 ◆東京のインテリジェンス市場は今、沸き立っている。北の独裁国家...
新潮社 (2005年04月)
初舞城作品。いやはや純文じゃないかと思った。ただ後半にいくにつれ辛さを感じたのも事実。むきだしの悪意が背筋にせまって読後もなかなかとれなかった。流行っていたころに敬遠してしまっていたけど、読んだのが受容力のできた今でよかったのかもとも思う。次はも...
毛利 嘉孝
日本放送出版協会 (2009年07月)
なぜかなんだかピンとこず。著者の思い入れが強すぎて息苦しい感じがした。 ◆1990年代に何が起きたのか?思想は今や、大学からストリートへ飛び出した!ホームレスや外国人労働者の新しい支援運動がスタートした90年代。イラク戦争反対デモからフリーターの闘争まで...
宮台 真司
筑摩書房 (1998年03月)
時代の匂いがべったり張り付いている。だからこそ読んでおくべき一作。 ◆「さまよえる良心」と「終わりなき日常」をキーワードに、今最も活発な発言を続ける著者が、オウムと現代社会を分析する。社会が成熟し、幻想が共有されなくなった時代、人はそれぞれの物語...
水村 美苗
筑摩書房 (2009年03月10日)
水村さんが日本語にこだわる意味が痛いほど分かった。これは、たぶん共有できない。でも、たぶん、分かる。 インテリ独特の鼻につく感じが英語交じりの文体で助長されている感もあり、好き嫌いは分かれそうだが、青春を異文化の中で暮らさざるをえなかったつらさ、...
城山 三郎
角川グループパブリッシング (1971年10月)
500p超えの大作だが、政策よりは人間模様を中心に据えており、読みやすかった。構成の妙やモチーフの普遍性はもちろんだが、津上というキャラクターの魅力が光っており、それだけにラストが重く心にのこる一作。
大田 英明
中央公論新社 (2009年11月26日)
世銀とIMFの違い、コンディショナリティの具体的内容など、耳にはしつつも理解していなかった基本的な事項を俯瞰できた。やや筆者の主張が強くでているきらいはあるが、IMFの何が批判されてきたのか、今後何を変えるべきかという時代の問いに正面から取り組ん...
加藤 秀俊
筑摩書房 (2009年11月10日)
エッセイ 読み終わった
若干説教臭いが、学ぶことの原点を振り返れる一冊。インターネット以前の話、と思うと身がひきしまる。評価が辛めなのはアメリカと女性に対する見解にひっかかったため。
服部 正也
中央公論新社 (2009年11月)
職業人としての誇り、職務への情熱と責任感、偏見に惑わされずつねに自分の頭で考える姿勢、累積する課題にてきぱきと処方箋を描き実行に移していく頭脳と勇気、見知らぬ土地で個人として信頼を得ていく人柄・・・どれをとっても自分に欠けており、また今後培ってい...
岩井 克人
筑摩書房 (1992年06月26日)
超一級の知的刺激。オムニバスという形式もあって、緻密な論理展開というよりはインスピレーションの豊かさで魅せる一冊だが、哲学・文学・歴史・社会事象等分野を問わず縦横無尽に展開していく思考の豊かさにはただただ感動した。特に表題作は、文学論としても興味...
鈴木 邦男
筑摩書房 (2004年10月06日)
色々差し引いて読む必要はあるのだけれど、著者のテンション含め興味深い一冊だと感じた。
姜 尚中
集英社 (2008年05月16日)
タイトルが若干ミスリーディングな感はあるが、その誠実な語り口、自分の経験し考え感じてきたことの重みだけで語ろうという姿勢に感じるところが多かった。 ◆情報ネットワークや市場経済圏の拡大にともなう猛烈な変化に対して、多くの人々がストレスを感じている...
猪木 武徳
中央公論新社 (2009年05月)
社会人として早い時期にこの本に出会えたことを幸福に感じる。戦後経済の営み、そしてそれに向き合ってきた経済学の歩みは、決して無機質でも一直線でもなく、誤解と失敗と落胆を繰り返す「人」の歴史だったことに気付く。 大きな流れをつかむのはもちろん、最新の...
東 浩紀
講談社 (2008年08月19日)
読みながら思わず「そこまで言って大丈夫?」とこちらが心配になるくらい、大塚さんの剣幕がすごい。何をそこまで、と思ってしまう私はやはり東さんの世代なのだろうか。 差異をとことんつきつめる純度の高い会話をこうやって繰り返していける間柄というのは、どこ...
長谷川 櫂
中央公論新社 (2009年06月)
ステレオタイプな日本論とは一線を画した落ち着いた評論で面白く読めた。俳句、絵画、書、風土など、筆者が玉手箱のように繰り出す多様な材料の魅力も大きいだろう。 ◆和食、和服、和室…、「和」はいろいろな言葉に添えられて日本的という意味を付け加えているに...
中央公論社 (1991年12月)
世界の見方を豊かにしてくれるような、自分の内面に深く深く問いかけてみたくなるような、静かで刺激的な描写にあふれている。 ◆遠いところへ、遠いところへ心を澄まして耳を澄まして、静かに、叙情をたたえてしなやかに―。清新な文体で、時空間を漂うように語り...
岡本 太郎
青春出版社 (1993年08月)
社会人になったこともあって、今まで避けていたいわゆる自己啓発もの、人生論をなるべく枠を設けず読むようにしている。結果、予想してはいたが、その耐えがたい軽さ薄さにあらためて落胆していた。その中で、こんな一冊があるならやはり引き続き渉猟してみたいと思...
水月 昭道
光文社 (2007年10月16日)
やはり、問題提起を含んだルポとして読むのがいいかなあと。あと、確かに一面でしかなくても指摘している事項は重要なものなので、もっと落ち着いた筆致で書いた方が影響力を持ったのではないか。6章はなかなか含蓄に富んでいてよかったと思う。 ◆大学院重点化と...
遠藤 周作
青春出版社 (2002年09月)
女性観(偏見?)をはじめ、ひっかかるところは多々ありますが、真面目にふざけている感じがほほえみを誘う一冊でもあります。 ◆生活と人生とが違うのを皆さんは考えたことがありますか。どう違うかは別において、生活に重点をおいての生きかたを考えました…。82...
久恒 辰博
新潮社 (2008年09月30日)
科学その他 読み終わった
玉石混交のジャンルだが、ある程度安心して読める一冊。 入門書として。 ◆脳細胞は一日10万個ずつ死んでいく―この広まりすぎた俗説は実験的根拠に乏しく、今この説を信じている科学者はほとんどいない。大人になっても新しい神経細胞(新生ニューロン)が日々生れ...
箱田 忠昭
三笠書房 (2006年12月)
読み終わった
こういう分野の本でお金に見合うものってあるのだろうか。 ◆見た目3秒、あいさつ30秒、会話3分----このわずかな時間に、あなたの好感度、評価を200%向上させる方法がある。本書ではその秘策をすべて紹介する。相手が納得づくで動くとっておきの話術があなたのものに
齋藤 孝
光文社 (2004年05月15日)
斎藤孝流・ゲーテと言うべきか。途中から本人の言いたいことをゲーテに託して語る傾向が強まり読んでいて集中できなかったのが残念。福沢のほうと合わせて読むと面白いかも。 ◆私は、研究者として歩み始めた二十代のころ、本質的なものを求めるあまり、抽象的思考...
光文社 (2004年11月13日)
斎藤孝の福沢理解にはかなり疑問を抱かされるが、新書という枠にぴったりはまった趣向だと思う。面白いと感じるところがあるとすれば、それは福沢自身の文章の魅力だろう。その意味で、福翁自伝等を自分で読むきっかけになるかもしれない。 ◆「まず相場を知る」「...
羽生 善治
角川書店 (2005年07月)
将棋に打ち込む中で培ってきた自らの経験則を、それ以外のフィールドの人にも広がりを持つ形で説得的に論じている。「天才」で一括できない人間らしさを感じた。 ◆26歳にして将棋界史上初の7冠を成し遂げ、天才の名をほしいままにした羽生善治氏。現在34歳、人間...
新潮社 (2009年12月18日)
批評を小説まで高めた、というべきか、小説を舞台に批評を繰り広げた、というべきか。いずれにしろ勇気ある挑戦に素直に拍手を贈りたい。 タームは専門的、構成も複雑怪奇なのだが、物語全体を貫く寂寥感は非常にシンプルというか、プリミティブな感じがして、ゼロ...
たぶんこれは皆が伊坂幸太郎に期待しているものではないのだろう、と思った。 お洒落でウイットに富んだ会話、アクの強い魅力的な登場人物たち、錯綜する人物関係、ちょっとした教訓、最後にきちんと現実の地平でまとまる爽快感、結果としてのここちよい読後感。 ...
池上 彰
角川SSコミュニケーションズ (2009年11月)
個々の記述に粗さは目立つのけれど、ストーリー性を持って世界の動きをわかりやすく解説する能力はなかなかだと思う。まさにお父さん的。15分くらいで読めた。新社会人や新大学生におすすめ。 ◆リーマン・ブラザーズの破綻で始まった世界金融危機。その後、日米と...
徳間書店 (2009年08月26日)
コテコテの古典の筋書きを、「野球」「仙台」という道具だてで実現してみる。試みとしては面白いと思った。 筆者自身「いつもの僕の小説とは違う雰囲気」と言っていて、 実験的な性格が強いのだろう。 あっという間に大衆作家になってしまった伊坂さんがもう一...
筒井 康隆
新潮社 (2010年02月)
読み手としてどういうノリで受け取るのが正しいのか煩悶しながら読了。 とりあえずPHP新書の名に恥じない一作です。 筒井康隆が書いていなかったら絶対買わなかったし、筒井康隆の小説を読んだことがなければ内容的にもほとんど無意味と感じられる一作。(※微...
白岩 玄
河出書房新社 (2004年11月20日)
高校生の時読んで、自分に引き付けられず放置していた。また、描いている現象というかあり方は面白いのだろうけれど、文章になじめないかった。二重苦。 ◆舞台は教室。イジメられっ子転校生(キモチ悪いほどおどおどしたデブ)を人気者にすべく、オレはプロデューサ...
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