横浜に住む高校を卒業したばかりの青年が、受験に敗れ、恋に破れ、山奥で林業見習いとして働き始める話。
都会育ちの主人公の目を通して描かれた世界は、軽快なタッチで非常に読みやすく、田舎暮らしに馴染みがない者にもわかりやすく、山の魅力や厳しさを伝えてくれる。
知らないことが多すぎて、実際どこまで信じていいのかわからない。すべてフィクションと言われても頷けそうな内容だが、山の神々しさに魅了されて、すべて事実と言われても納得してしまいそうである。
「なあなあ」な暮らしの中に、人と人との深いつながりがあり、田舎に帰ったような温かさを感じることができる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年1月12日
- 読了日 : 2014年1月12日
- 本棚登録日 : 2013年12月29日
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