ムーン・パレス (新潮文庫)についてのハシモトアキノブさんのレビュー
本
/ 新潮社
/ 532ページ
/ 1997年09月発売
レビュー by ハシモトアキノブさん
文学
読み終わった
読了日 : 2011年11月27日
登録日: 2011年12月02日
2011-12-02T17:09:00+09:00
面白かった。現代アメリカ文学作家による青春小説です。本書の大きなテーマは成長と喪失。主人公の成長と共に度々訪れる喪失。傷ついてボロボロになって、また歩きだして、また何かを失う。その繰り返し。しかしその月日の中で、自分のバックグラウンドが明らかになっていき、人間として大切なことも沢山得ていく。偶然性の多いストーリーではありますが、そこに大きな問題はなく、主人公がそれぞれの場面で出会う重要な他者に、無意識にも自らを投影していく過程こそが面白いです。僕自身も違った意味で喪失の連続人生なので、かなり自己投影できました。良書ですね。
レビュー登録日 : 2011年12月02日
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