小和田くんのようにぐうたらしているだけで大冒険の片棒を担いでみたい。
恩田先輩と桃木さんのような、休日を一片も無駄にしないという姿勢は素晴らしいと思うが、自分にはそれを継続させるエネルギーはない。
自分が小和田くんの立場なら高揚してしまうと思われる場面であっても、小和田くんは一貫して迷惑そうにしている。
高揚してしまうと多少なりとも能動的に動いてしまうわけなので、自分は小和田くんにはなれない。
森見登美彦作品ってもてない屈折したあほ学生たちがああだこうだ言いながらどたばたしているイメージが強い。
この作品はそのあほ学生たちが社会に出て、少し分別もついたあほ社会人になっている感じ。
津田さんって過去作で出てたっけ?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本
- 感想投稿日 : 2016年9月19日
- 読了日 : 2016年9月19日
- 本棚登録日 : 2016年9月19日
みんなの感想をみる