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ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質についてのbou1636さんのレビュー


レビュー by bou1636さん

 未設定  読み終わった  読了日 : 2012年02月12日  登録日: 2012年02月12日

ウィリアムシャイラー
ベルリン日記
⇒日記はその時の率直な意見な感情を描く
⇒後付けなどがない点でとても、いい材料

エリートや学者になることは、知識があっていろんなことがわかっているという前提に当人も立っているが、実際は一般の人と変わらない。⇒特に現代的なものごとに関しては新聞などで情報を手に入れることが可能だから。

科学が導き出した結論はめったにおこらないことがあたえる影響を過小評価したものであって、現実では使えない。

三原則
何が起こっているのか自分にはわかっていると思い込んでいる
過去の出来事にたいして振り返って、後付で物事を解釈する
実際に起こった事を過大評価する

不確実性
私たちの持っている知識、いわゆる過去のすでに起きた出来事から導き出した理論や考え、を除いた部分が不確実性。
こちらの方が大きい。
一度起きた事と同じ事が必ず起こる確率の方が少ない。

つまり、その事象が起こった時点でそれに関する知識も理論も無意味となる。


歴史は断層から断層へと飛ぶ
しかし私たちは、ゆっくりと時間をかけて変化しているため予測ができると思い込んでいる

他者はよく見えても自分の属するものなどに対しての客観的なものの見方はできない


第三章
果ての国で生まれた数値を相手にしている場合、データ一つが全体に大きな影響をおよぼしているため、その一つがかけただけで大きな影響を及ぼしてしまう。
⇒平均をとることの危険性と不確実さ
例 平均体重や平均身長を図る時に1人異常に重くて大きな人がいた時など。

仕事において
拡張性のある仕事⇒格差が大きい 少数の巨人対多数の小人
限度のある仕事⇒平均的、差があまり開かない


果ての国のランダム性
⇒べき乗則 パレートジップの法則
ユール分布 安定パレート分布
レヴィ過程 フラクタル分布
ページ83

ベル型カーブ

七面鳥
⇒安心度の高まりが絶頂に高まる時、リスクが一番高まる時でもある。
⇒そういう時、崖を転がるかのように事態は自分の経験値から押しはかって勝手に推測した未来が真逆の方向へと逆転する。

第五章
人間は命題を取り違える
教室では正解を出せても、実世界では間違いをおかしやすい。
論理の行きと帰りで間違う
例、テロリストの90%がアラブ系だ。⇒アラブ系の90%がテロリストだ。
これは大きく間違っている


第8章つづき

なされた事の成果は大きく取り上げられる、一方でされなかったことは物言わぬ墓場へと移される。

私たちは表面で判断されやすい。
その裏でどういう被害がおきているのか、誰がその分損をしているのか、そういうことを考えないし、普通表沙汰にならない。

新薬をつくるために犠牲になった人数と新薬によって助かる人数とでは、ただ単に後者にしか目がいかない。

これまでとっていたリスクが大丈夫だったからといって、これからもそれと同じリスクをとっていいということにはならない。

私たちがこうやってここにいるのはいくつもの偶然が重なった結果であるが、人間は忘れやすい。
⇒偶然が重ならなかった人はすでにこの時点でここにいないから。⇒これはビギナーズラックの理論と同じ。
はじめの一回目で当たった人以外はギャンブルから退場するため、ビギナーズラックというものが存在する。

情報の毒性
たくさんの情報があるからといって予測の精度が高まるということにはならないが、当事者の実感は強まる
⇒裏付けが集まるから。

仮説を立てるのは後の方がいい、一度決めるとそれ以外の仮説や可能性を排除したり軽視する傾向があるから。
⇒これも結局裏付けの理論と同じ。

基準点、アンカーを決めるとその数値につられて様々なものごとの数値を決めやすい。

予測をする時
一つ目⇒その予測がどこまで正確なのかについてを考える
二つ目⇒その予測値の変動幅を考える
三つ目⇒その不確実な事象が起きた時の影響度の大きさ

一般理論に基づいて予測がたつ。
⇒一般理論は人間をひとつのくくりにして推し量ったもの、そして人間は不合理になりうる。
そもそもの土台から崩壊している。
もう一点の欠陥としては記憶の不確実生。
⇒人間の記憶は捏造されたものと等しく、過去と未来の違いを完全に客観しして判断し、違いを見つけることなど無理。


どうして人間は予測をするのか。
予測をするのは明日が見えないから、一定の道筋を立てることで自分の歩く道を明確にしたいから。足元が暗いと不安だから、少しでも明るくしようとする。
⇒結局は恐怖心。
予測と願望の違いとは。

前向きと後ろ向きのちがい
角氷をおいておいてとけるまでをみるのが前向き
水たまりを見て、そのもととなったものは何かを考えるのが後ろ向き。
後ろ向きの方が断然複雑さを増している。⇒現在から過去の原因を探ることの複雑さ

ランダム性と確定的カオス
確定的カオスには何かしらのルールがあるが、それが見えにくいだけであって、ランダム性には共通するものすらない レビュー登録日 : 2012年02月12日


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