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やまゆうさんの本棚 > アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF )


レビュー by やまゆうさん

小説   読み終わった  読了日 : 2009年12月26日  4

何をもってアンドロイドと人間を区別するのか?
ディック氏は感情移入が人間が人間たる所以という。
つまり、もし有機体でなくても、人工的に作られた何億という並列回路によって、誰かを思いやったり、愛したりできればそれは人間ということになる。

この考え方にすごく共感できた。

放射能で荒廃した地球で、生き物をもつことがステータスとされる世界。外見上かわりないのに、人にモノとして使われるアンドロイド。放射能によって知能が著しく低下したピンぼけといわれる人々。共感ボックスで与えられる仮想空間で繋がりを持ち、ムードオルガンによって感情をコントロールする大衆・・・SFとはわかっていながらも、かなり現実味を帯びている。

人が行き着く一つの未来。それをディック氏は示してくれる。 登録日 : 2009年12月26日 23:28:42


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