沖縄戦末期、学徒看護兵として従軍した女子学生と引率の教師の手記。人間が集団としてコントロールされてしまうと、かくも悲惨な状況が現出する。思い込みと推測による行動が更に状況を悪くする。このような悲惨な記録があるにもかかわらず、戦争が無くならないのは、人間が本質的に戦争を必要としているのではないかと思えてしまう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション・ルポ
- 感想投稿日 : 2006年9月9日
- 読了日 : 2006年9月9日
- 本棚登録日 : 2006年9月9日
みんなの感想をみる