山河果てるとも 天正伊賀悲雲録 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年12月25日発売)
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本棚登録 : 73
感想 : 7
3

全1巻。
織田信雄による伊賀攻めを
伊賀の若者たちを通して見た物語。

戦国当時、領土戦争に明け暮れていた日本の中で、
領土的野心とは無縁だった別天地、伊賀の郷。
このまま変わらない毎日を送ると思っていた若者たちだが、
織田信雄の欲のために人生を激変される。
みたいな話。

4人の若者たちが、
それぞれ戦争後に今までの人生観とは逆の生き方を選ぶ。
その葛藤や経緯を描いているんだけど、
なんでかいまいちのめり込めず。

背景描写がややくどいのと、
救いの無い感じがあまり好きじゃなかった。

あと、伊賀攻めだけどみんな武士。
忍者vs武士みたいなワクワク大合戦ではありません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説
感想投稿日 : 2013年5月7日
読了日 : 2013年5月7日
本棚登録日 : 2013年5月7日

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