火天の城 (文春文庫 や 38-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2007年6月8日発売)
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本棚登録 : 1347
感想 : 186
4

全1巻。
こないだ映画になってた。
西田敏行で。

安土城を建てた大工の話。
ってあらすじだとあんま読む気がしなかったんだけど、
こら面白い。
よくできてる。

普通の歴史もんの戦争みたいに
城づくりが描かれてる。
こんなにワクワク読ませるのは
びっくり。
建築現場を。

で、
大工らしい、不器用な親子の絆だったり、
工事の邪魔しようとする敵方の存在だったり、
それぞれの誇りだったりな物語が、
脇をかためる。

単なる大工ものと思ったら大間違い。
いい意味で裏切られた。


追記
信長部下シリーズで一番すき。
そして映画はクソでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説
感想投稿日 : 2011年6月22日
読了日 : 2011年6月22日
本棚登録日 : 2011年6月22日

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