「わたしはロランス」で喪失の物語を描いたグザヴィエ・ドランが、今度は失った愛情を取り戻す過程をひたすらに美しく切り取った。無限に広がる母としての愛を自覚しながら、現実という陸地の縁で立ち止まらざるを得なかった彼女の苦しみが胸に刺さる。
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- 感想投稿日 : 2017年6月11日
- 読了日 : 2016年1月6日
- 本棚登録日 : 2016年1月6日
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