唖然です。
外伝的短編集? いやいや、3巻の伏線も回収した長編以上に壮大なスケールの一冊でした。
しかも今回は姫川の影響を中心に据えつつも視点を別に移すことで、より作品の幅を広げることに成功しています。それでいてコンパクトで間延びしていない。読者に同調や反感を抱かせるテーマも相変わらず。
もう贅の限りを尽くしてます。
ところで、犯人の主張は作者のそれとつい深読みしてしまいますが、結局はそれを警察が抑えねばならない所に本作への苦悩が伺えるような。
まぁ、だからこそ今回はガンテツだったのかとも。そう思えば尚更奥が深い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
honto
- 感想投稿日 : 2014年2月24日
- 読了日 : 2014年2月23日
- 本棚登録日 : 2014年2月24日
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