事変の夜―満州国演義〈2〉

著者 :
  • 新潮社 (2007年4月1日発売)
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本棚登録 : 138
感想 : 18
4

愚かで悲惨な結末が見えているのでやや息苦しい思いはあるが、面白く読めた。歴史の勉強にもなる。関東軍の暴走により満州事変が起こったとは聞いていたが具体的に分かった。特務のおっさんは狂言回しかと思っていたらスーパーマン的な歴史と主人公への関与度合い。逆に主人公の4人がいずれも傍観者的、受動的な役割で歴史に係っていないのが物語としては弱い。3巻以降に主人公の活躍を期待する。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館
感想投稿日 : 2011年12月30日
読了日 : 2011年12月30日
本棚登録日 : 2011年12月30日

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