文壇アイドル論

著者 :
  • 岩波書店 (2002年6月27日発売)
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本棚登録 : 158
感想 : 21
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●いわゆる文壇で有名な作家の皆さんを、パシパシと切り倒している評論。
斉藤さんの文章は、権威に対してやたらと冷笑してるところがありますな。
そして、いわゆる男社会が嫌いっぽいとと言う。んでも面白いッスよ! 
キレキレっすよ! すごーい!! ●・・・などと作者の言に素直に賛成してたら怒られそうなニオイがぷーん。
どうやら、他人の意見を無批判に受け入れ納得する態度は、この人のもっとも(かどうかは知らんが)嫌うところのようです。
しかし、いちいち他人に喧嘩を売るのも疲れることではあるよ。ワシももう若くないし(・・・)、人生長いものに巻かれなきゃなあ。ま、批判精神はこっそり胸に秘めといてやってこうと思ったのでした。どっと払い。
●ちなみに田中康夫に対してだけは、わりかし好意的だと思われます。
それって吉凶どっち?

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感想投稿日 : 2007年8月16日
本棚登録日 : 2007年8月16日

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