ホラーミステリーが得意な作者さんの作品ではありますが今回はわりとホラー寄り。一応推理というか推測もしてますが、いつも以上に有耶無耶な終わりかた。でも、ホラーはよくわからないものこそが最高に恐ろしいと思うのでそれでいいのだとおもう。
曰く付きの家を移転してくっつけた奇妙な建物の話。家 というのは本来一番安堵できる場所であるはずなのに、そこが怪異の巣となるとどうしようもなさが募るなあと思った。
一話目の黒の家からしてもう嫌な感じ満々なのですが、次の白の家の章に移ったときにわかる黒の家の真実にまた不気味さが増す。
白の家の怪異もいやなかんじで、それに続く赤の家の怪異は普通に物凄く怖い。
青の家がすこしばかり異色かなと思うけれど面白かった。やっぱりこの作者さんのホラーはすごく不気味で、正体が掴めなくて大好き。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ホラー小説
- 感想投稿日 : 2017年11月29日
- 読了日 : 2017年11月29日
- 本棚登録日 : 2017年11月29日
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