重松清氏の自伝的(?)短篇集です。
一人の男の子が成長していく様子を、印象的な短篇で切り取り描いています。吃音で話すのが苦手な少年の微妙な心を写した7つの物語がアルバムのように一冊の本に綴られています。
この物語のストーリーは多分に創作でしょうが、細かな感情の描写は作者の実体験そのものなのかなあと思います。
あとがきを含め、作者が主人公に向けるまなざしの優しさに心を打たれます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
国内小説
- 感想投稿日 : 2016年3月19日
- 読了日 : 2016年3月18日
- 本棚登録日 : 2016年3月18日
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