上海で暮らし、10歳のある日突然孤児となったクリストファーがロンドンで有名な探偵となり、両親の行方を追う。
両親がいなくなった時から、まさに孤児のように目の前の厳しい現実と向き合って強く生きてきたクリストファーがたどり着く事実は辛く悲しいものだった。
しかし、そこには母の長年絶えることのなかった愛情があった。
母と自分の消えることのない繋がりを見出すことができたクリストファーは、ついに孤児であることをやめることができたのだ。
切なくて美しい話だった。
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- 感想投稿日 : 2015年12月3日
- 読了日 : 2015年11月29日
- 本棚登録日 : 2015年11月19日
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