本当は怖い動物の子育て (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社 (2013年3月15日発売)
3.66
  • (9)
  • (23)
  • (20)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 197
感想 : 28
3

「ダーウィンが来た!」的な動物おもしろ知識本かと思ったら大間違い。
自分の子を“よく”残すという遺伝子レベルの話から、後半は人間の児童虐待の話へ。
どうしても感情論で考えられがちですが、生物学や文化人類学の観点から考えると、また違った見え方をします。
「母親スイッチ」なんてない、という指摘は、救われるお母さんも多いのではないでしょうか。

ただ研究結果をまとめただけではなく、最後にちょっと突飛な虐待解決策を提案しているのも面白いです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2013年4月29日
読了日 : 2013年4月29日
本棚登録日 : 2013年4月29日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする