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レビュー by carriemoonさん
大理石で出来ている水道管を持ち上げようとしたシーンが印象に残った。
何もしないのは、死んでいるのと同じである。例え出来なくても、「やろうとする」事が大切だという主人公の姿には何か心を動かされた。
「これが当たり前」と信じ切っている時は、何もしようとも思わず何も感じずに死んだように生きている事に何も疑問も抱かない。最初から無理だと決めつけずに何かに挑む主人公の姿は、最終的には同じ院内の仲間の心を確実に動かして行った。
「なぜ?」と疑問を抱かなくなり、既存のルールを何も考えずに従う事の怖さを強く感じる。もし疑問を抱く事がなくなった時、私たち(卵)はカッコーの雛に巣から落とされ死んでしまうのだろう。
死なないために出来る事は、カッコー(婦長)に素直に従う・カッコーを巣から追い出す・あるいは巣から逃げ出す事である。
自分の住んでいる巣にカッコーが現れた時に自分ならどう行動をするのかと考えさせられる作品だった。
レビュー登録日 : 2010年07月11日
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