小説だけを取り扱っています。→訂正。本ならジャンルこだわらず取り扱うことにしました。基本すべての本にレビュー。
カヨコさん
吉田 修一
新潮社 (2003年09月26日)
まだまだ続く一人吉田修一フェアー。 東京湾景。映画化していたような…と思っていたらそうか、月9でドラマ化してたのか。見てなかったなぁ。 すれ違う男と女の話です。ひたすら景色がうつくしく、都会的な二人の物語。 亮介が好きだったなぁ。
文藝春秋 (2004年11月20日)
一人吉田修一フェアです。 すらすら読めた。けど、読んでから「最後の息子」の続編だということを知り、くそー!と爪を噛みました。「最後の息子」読んでねーよ…。 いつか「最後の息子」を読んでから、もっかい読もうと思いました。
郡司 ななえ
ナナコーポレートコミュニケーション (2003年05月01日)
まだ盲導犬の認知が徹底していない(現在も徹底していると言えるのかは謎ですが)ころの、郡司さんとベルナのお話。 知らないことも、考えさせられることもいっぱいで、単なる「泣かせる物語」にならないで、多くの人に読んでほしいと思いました。
小路 幸也
集英社 (2009年04月17日)
ずいぶん前に読んで、追加するのを忘れてました。 東京バンドワゴン2冊目!1冊目でコキ下ろしたあと急にいとしくなって読んじゃったよ。笑。 堀田家にも色々変化があり、あたらしいバンドワゴンの形が徐々にできてきてます。 相変わらずつっこみたいとこはいっ...
文藝春秋 (2002年08月27日)
「静かな爆弾」があまりにもガツンときたので、この「パーク・ライフ」も期待をもって読んだのですが、うーん。 いまいちピンときませんでした。ただ吉田さんの文章はすごい好きです。あっさりしてるんだけど味わいがあるというか。 あと名も知らぬ彼女とのやりと...
いしい しんじ
角川書店 (2005年02月)
いしいしんじさんの本の感想は毎度難しい…。笑。 短編集。人間の想像力の範疇を軽く越えてるんでないかと思います。どんな人生送ったらこんな話思いつくんだろう。 さっぱり意味のわからない話もあるのですが、気に入った話をメモ代わりに記載。 カラタチとブル...
橋本 紡
集英社 (2008年03月05日)
一話を読み出してすぐ、「ライトノベルだなー」って思ってたらやはり作者さんライトノベル出身でしたか。 兄妹の絆のお話。ですが設定も中身も登場人物さえありがち!どこかで読んだ内容でした。一話ごとに古典を絡めていましたがそれもいまいちスパイス効かず。引...
阿川 佐和子
新潮社 (2005年11月)
いいなぁ才能溢れる人って…。TVタックルで(私は)お馴染みの阿川佐和子さんの小説です。あの人らしい!と感じます。個人的にはドーナツ屋で3人並んでドーナツを口に運ぶシーンで、ルイが服についた粉を払うしぐさにものすごく阿川さんを思い出したんですがなぜだ...
三崎 亜記
集英社 (2005年01月05日)
おもしろーい!こわーい!初三崎亜記。 突如となり町と戦争が勃発し、偵察を命じられる僕。ただしどこにも「戦争の影」は見えず、僕には戦争のリアルが見えない。そんな中戦死者数だけは増えていく。 この本読んでるとたしかに「戦争ってなんだろう」って気がして...
中央公論新社 (2008年02月)
初吉田修一。すごいよかった。 「静かな爆弾」というタイトルに興味を持って手に取った本でしたが…今まで自分が知らなかった「音の聞こえない世界」そこに初めて向き合ったときに訪れた爆弾のような衝撃。 エンターテイメントとして読ませるプロットがある一方でテ...
黒野 伸一
小学館 (2007年03月30日)
やっぱり最高、黒野伸一。私のほしかったものにぴたっと当てはまりました。 最初は並列で万寿子さんと山本が登場したのでご近所付き合いの話かと思えば、そうじゃなかった。20歳の女子と70歳?のおばあちゃんの交流。とはいえ二人の間では「ブス」「寄り目」「...
木内 一裕
講談社 (2007年09月21日)
ハードボイルドです。 設定もなかなかに王道いってますし、最初の事件(一話しか読んでないんで)の依頼主は美しいホステス、主人公を慕う(?)情報屋、「お前が暴力を誘ってるんだ」という台詞などなど、たぶんこの作者が好きなものを詰め込んだんだろうな…という...
西川 美和
ポプラ社 (2006年06月)
映画(他映像部門)のノベライズは基本「期待できない…」私ですが、びっくらこきました。 というかこの本の場合、映画も同じ監督(著書)さんなのでブレがないのもあったんでしょうが。すごいですねー。才能溢れる人ってうらやましいですね。 対照的な二人の兄弟の...
桜庭 一樹 武田 日向
富士見書房 (2003年12月)
これまたラノベ。遅ればせながら追加。 初桜庭さんでした。このたび賞なんかも受賞されましてねーってそれもかなり古い話ですが、期待してたぶん「ラノベはラノベか…」という印象。いや、いいんだけど。ラノベとしては十分なんだよ! やっぱキャラは抜群にうまいで...
樹川 さとみ 鈴木 理華
角川書店 (2003年10月)
あれ?この本加えてなかったっけ?ってことで。 もうずいぶん前に買った本ですね〜高校生くらい?それでも時々引っ張り出してきてます。つーか昨日の夜ふいに思い出して引っ張り出してきました。笑。 いいですね。ラノベのポイントをしっかり押さえつつもおしつけ...
集英社 (2008年04月18日)
たまにこういうホームドラマ的小説を読みたくなる…癒しを目的に。 この手の本はやっぱ「みんな善人」が基本、それが良くもあり悪くもありって感じだと思います。坂木司さんの探偵シリーズもそうでしたけどね。こういうのってホント、読み手の気分次第で受け取り方が...
星 新一
新潮社 (1971年05月)
サン=テグジュペリ Antoine de Saint‐Exup´ery
岩波書店 (2000年11月15日)
あまりにも有名すぎる本なんで…でも何度読んでも私が皆さん一様に言うように泣けないのは、私は「大切なものは目に見えなくて当たり前」って思ってるからなんでしょう。 言ってみりゃいつまでも私の頭ん中はお子ちゃまのままってことだ。逆に笑える!
ミラン・クンデラ 西永 良成
河出書房新社 (2008年02月09日)
だめだー読んだ直後に感想書かないから…。 「存在の耐えられない軽さ」大学の尊敬する先生にお勧めいただき、かなり時間をあけてから読みました。すごい本だ…あぁ、なんか適当なこと言っちゃいけねぇなって気がする。 プラハの春を背景に、時代に翻弄される男と彼...
レイチェル・L. カーソン Rachel L. Carson
新潮社 (1996年07月)
すばらしい。 自然というものはまず知識が下敷きにあって楽しむものだという考えを根底からくつがえし、ただ「感じること」。これは、この人だからこそ言えることなんじゃないかなぁ。 かといってそれが私たちに実行できないとかいうんじゃなくて、むしろとにかく...
池澤 夏樹
中央公論社 (1991年12月)
神沢 利子 堀内 誠一
あかね書房 (1969年01月20日)
ふらいぱんじいさーん! おそらく、わたしが人生ではじめて真面目に読んだ本だと思う。 ある日台所を飛び出したじいさんの自分探しの旅。人のために生きて、その中であらたな自分の居場所をみつけていく。偉大すぎるよ、じいさん… 話もとっても好きですが絵もすき...
茂市 久美子 中村 悦子
講談社 (1998年02月10日)
はぁん懐かしい…! とってもよく覚えています。小さいころに1度読んで、あまりのおいしそうな描写が頭にひっかかってたんだよなー タイトルが思い出せなかったんですが先日ちょっとしたことで再会しまして。あーこの本いつか買おう。宝物にするんだ。
坂木 司
東京創元社 (2006年10月11日)
あー読み終わった。 でも今はうまく言えない…まとまらん。とりあえずわたしはこのシリーズが好きだ。 あと予想外にもうれしかったのが鳥井家の食卓!笑 レシピうれしいよー!あと地方の銘菓な。読書中にもちょいちょい知ってるのが出てきてたんですがわたし的には...
金城 一紀
角川グループパブリッシング (2008年09月25日)
あ〜文庫が出たのが嬉しくて買っちまった…最高ですゾンビーズ。 前回読んでからいい感覚に時間が開いて、「異教徒たちの踊り」犯人誰だったかすっかり抜けてたから推理モノもばっちり楽しめました。やっぱキャラがみんないとしい!ゾンビーズのいいとこはそこだ! ...
東京創元社 (2006年06月17日)
なんだか今すごくいとしくなってる! 前作に引き続きようやく読了。坂木さん、文章かくじつにうまくなってます。 「青空の卵」はじめてこのシリーズに触れたときはなんじゃこりゃーホモかーとか皆いい人すぎとか、そんなことばっかり考えてましたが2作目はもう慣...
綿矢 りさ
河出書房新社 (2007年02月08日)
いきなりの3人称に衝撃を受ける。なぜだ…なぜ…そして冒頭部分で引っかかったのはおそらく、わたしの読んだ綿矢りさの中でもっとも直球に恋愛を持ち込んできていたからだ。 いろいろびっくりした。変化がありすぎて。これは作者自体にも私事でなんらかの大きな変化...
乙一
講談社 (2006年05月31日)
ああん乙一〜ってなった。きもちわるくてすいません。 そしてなぜこの人は…っといい意味でまた思わされた。っていうかこの人の(わりと明るめの)作品を読むたびに思ってる。ほんと、毎回期待を裏切らないよね!いい意味で。 最後のアクセントの利かせ方もすげー乙...
飯田 譲治
講談社 (2006年01月28日)
この本はある一つの事件=絵の盗作について掘り下げていくものだとばかり思っていたからthe doorのくだりでなんとなく残念な思いに。結局のところ主人公は3つの創作の種を得、2つがすでにこの世で花を咲かせており、3つめをやっと自分のものにできたっていう話で...
ずっと気になってた! 自分の作り上げたものが、他人と丸被り――創作界ではねた被りはよく見られるのでそういう意味かと思ったらそうじゃなかった。どちらかというと、最終的にインスピレーション?スピリチュアル?的なお話に傾いていった印象。 わたしはこういう...
小川 洋子
新潮社 (2005年11月26日)
優しすぎるよ…! ルートと博士がいとしい。この二人は最強の組み合わせだ。博士のまっすぐな愛と、それをきちんと受け止めるルートが偉い。 記憶のもたらす残酷さを大げさに引き立てるわけでも、抽象的にごまかすわけでもなく過不足なく書いているところにとても惹...
河出書房新社 (2005年10月05日)
あああああめっちゃ好き!めっちゃ好き!! かずよしの可愛さがハンパなくてきゅん。頭いいのもエロチャットにいそしむのもすべていい。そして主人公がもう言葉にならないくらいよいです。たまにこの人は自分なのじゃないかというおこがましい妄想に陥るね。 あ〜...
紅玉 いづき 磯野 宏夫
メディアワークス (2007年02月)
すきなんだろうなぁ、こういうテーマのものが全般的に。夜の王がとても素敵。でも本命はイケメン騎士です。 ただ文体に書き込みが少なくて、ちょっと小説というよりも詩?と時々思う。こういう書き方、否定はしないけどうーんと頭をひねってしまう。好きなんだけど...
木堂 椎
角川書店 (2007年08月)
んー。あるある。こういうこと。今を生きる現役高校生なら読んでてうんうんうなづいちゃうと思うけど、なんかなぁっていう感じでした。
芥川 龍之介
新潮社 (1968年11月)
「電車の中で見かけたかっこいい人がこの本を手にとっていたから」といういかにも不純な動機で読み始めた芥川先生、最高でした。小説がエンターテイメントであることを教えてくれる。純文は、そういうところが、いいのだなぁ。と改めて思わせていただいた。「白」わ...
高田 純次
河出書房新社 (2007年06月)
間違いなく読んだ誰もが「高田純次すげー!!かっけー!!!」となる本。ほんとすごすぎる。一気に高田様を好きになりました。悩んでる人はみんな読むべき。
奥田 英朗
文藝春秋 (2006年03月10日)
講談社 (2003年01月31日)
やっぱり金城一紀だなぁ。この人の作品は大事なものをストレートに伝えてくるからいいと思います。かっけぇ。ただ、わたし個人の中でゾンビーズシリーズが神の域なので作品としてはまぁまぁ…文体もわかりやすく読みやすいと思います。ふだんあまり読書をしない人にお...
万城目 学
幻冬舎 (2007年04月)
初万城目。自分がだらしないせいでだらだら読み進めていたんですが、後半、すごく面白い。一気に引き込まれました。あらすじも設定も何も知らずに読んだので、鹿が話し掛けてきたところで思わず「ええっ?!」。だって文体とか緻密な歴史考察なんかからはまさかファ...
小学館 (2006年05月16日)
時間なくて久々の読書で、活字を追うのが少し億劫な状態でありながら1ページ目を読み始めたら先が気になってしまってしょうがなくなってしまいました。すごい。なんだこれは。面白い。 テーマとしては最近よく見かける感じの。でもこの本は違うね〜〜いいね〜〜と...
フランソワーズ サガン
新潮社 (1955年06月)
さがん!読み始め「訳がすごいやたらめったらだー」とか思ってたんですがそれは単に私がお馬鹿なせいなんでしょう。一気に読まないとわけがわからなくなりそうだったのでまとまった時間をとって読みました。後半になればすっと頭に入るようになり、ほっ。そしてアン...
村上 春樹
新潮社 (2005年09月15日)
短編集。「ハナレイ・ベイ」がもっとも好きだと感じたんですがなんとなく春樹っぽくない気がしたのは私だけみたいだ…(レビューで皆さん「春樹らしい」とおっしゃってるので)。どことなく山田詠美を思い出す感じ。お話の雰囲気も主人公のサチも、なんか山田詠美のお...
中河 与一
新潮社 (1954年05月)
「えええええちょっこれ…」と思わず苦笑してしまった読後。ストイックにもほどがある。何カ国で翻訳されたすごい本だと書かれていましたが確かに外国人は好きそうだ…とか思ってるうちに数週間が経ってしまい内容を忘却してしまいました。ハハ。私的にはその程度の本...
さくら ももこ
集英社 (1999年07月16日)
新福さんおめでとう…!!とまったく無関係の私も言っておこう。本当におめでとうございます新福さん。なんかいまさらすいません。 さてまずびっくりしたのがさくらももこ離婚…!!してたんかー!!ってこと。ほんとすいません今更…デスヨネー。でも驚いたんだ。そし...
集英社 (1993年07月15日)
「世界あっちこっち〜」と一緒に「たいのおかしら確か読んでないなぁ」と気づいて友達に貸してもらった。ももかん以来数年ぶり!ももかんで相当ーおぉぉ笑わせてもらった覚えがあったので非常に期待して臨んだところちょっと肩透かしだった。ももかんに比べてネタが...
集英社 (1991年03月20日)
とにかくわらったー!!という思い出が残る1冊。読んだのいつだったかなぁ?そして私はなぜこの本を手に取ったのか…金のない中坊時代にわざわざ800円?だか払ってしっかりハードカバーで買いました。ホントなぜ?今となっては不思議だけどでも出会えてよかった。...
集英社 (1997年06月12日)
初めて読んだのは中学か高校か…読んだ当時は俄然スペインにはまり私もスペインに行く、必ず行くと固い決意をしてからはや数年ですよ。時が経つのははえーなー。で、結局行ってないわけですが。えへへ。久々に「あっちこっち読みたい」と思い出し、友達が持ってたんで...
谷崎 潤一郎
新潮社 (1951年12月12日)
もうわかった。もう決まりだ。私は多分谷崎さんがすごい好きなんだ。と確信を持った1冊。すげぇ…すげぇよ谷崎さん。 序盤は女たちのにゃんにゃんが本気になっていく過程にいっきに引き込まれ、途中で光子の悪女っぷりが露呈されていく際には「あれ?ナオミ再来?」...
中央公論社 (1978年03月10日)
ハァー!!谷崎さまはなんて素晴らしいんだろう。文章、構成、物語…。どれをとっても完璧だ。描写にとにかくぞぞぞっとくる。勝手なイメージなんですが谷崎潤一郎はとがった水晶って感じがします(ちなみに夏目漱石は柔和なピンクオパール。どうでもいいですね)。透...
講談社 (2004年09月15日)
あー。あー。あー。どうにもならないことをどうにもならない形のまま「ハイどうぞ」って差し出されたようなお話。あー。それにしてもどーにかならんのか!って何度も思ってしまったんだけど、どうにもならないんだなぁ。直子は死を選んだのだ。そして僕は生きなけれ...
ついに手を出してしまったノルウェイ…春樹好きだと公言していながらいままでなんとなくこわくって手をつけていなかった長編。まだ前編だけですが春樹にしては非常に読みやすいしわかりやすいなぁという感想です。それにしてもすごい…この世界にずっといたい。「孤独...
文藝春秋 (1993年05月)
全体的にあまり春樹っぽくない感じが…難解さが足りない?でも十分に楽しませてくれた短編集。そしてまたうれしいことに「クレタ」のお話も収録!ねじまき鳥読んだ人なら絶対うれしいはず…だけど、「えーっ?」となってしまった。だってあの終わり方…悲しすぎるだろ…...
町田 康
文藝春秋 (2003年05月)
あー、初町田康でしたが何これほんとおもしろい…信じられないくらい不条理。とくに「けものがれ、俺らの猿と」なんてタイトルからしてまさに不条理だと思います。どんな思考回路を持ったらこんなに面白いことを思いつけるのか心から教えていただきたい。「けものがれ...
サマセット・モーム William Somerset Maugham
新潮社 (1959年09月)
突然ですがモームの知名度ってどの程度のもんなんでしょうか?私はある人が「ものすげぇ作品」と太鼓判を押されていたので手に取ったのですが、それまでこのサマセット・モームという作家をまったく知りませんでした。で、作品ですが…やっぱりすごい。何よりも文章が...
文藝春秋 (1989年04月10日)
あ〜すっげー面白かった…春樹はどうしてこんなに面白いのでしょう?表題作、象の消滅、どこまでも突拍子がないのに楽しくて仕方がない。ファミリー・アフェアもすごいよかった。「双子」と「火曜日」は風の歌シリーズとねじまき鳥を読んでいる人なら間違いなくにやに...
川端 康成
新潮社 (2003年05月)
とにかく文章がうつくしい。余計なものを切り取ったすっきりとした美しさ。内容も輪をかけて清潔な感じで、川端康成の文章を通すと汚いものもきれいに見えてくるから不思議です。とても好きな世界だ。もっと色々読みたい。
新潮社 (2004年07月)
優しさで出来た物語。あのこの優しさにじんとくる。あと、指の音の優しさにも。今度は大人になったあのこが優しさにつつまれればいいと思います。お父さんの箱がとても素敵で感動した。
新潮社 (1947年11月12日)
ナオミ…!「痴人の愛」は幼い少女を引き取り、自分好みの女に育て上げるというあらすじだけを知っていたので源氏物語でいう紫の上的な感じかと思っていたらまったく穏やかじゃなくて驚きました。年を重ねるごとにうつくしく、また派手になっていくナオミ。物語だとわ...
谷川 流 いとう のいぢ
角川書店 (2003年06月)
んやぁ〜アニメ見て面白かったんで遅ればせながらぜひ原作も、と思い手にとりました。アニメ先に見ていたせいでそっちの影響が強く、「時間軸めちゃくちゃなのにすごい演出方法だ!斬新!」と感動していたらあれアニメのスタッフさんによる素晴らしい仕事のたまもの...
舞城 王太郎
新潮社 (2004年10月28日)
結論から言うと話としてはいまいち自分に合わなかった作品。舞城さん、基本的に好きだけど作品ごとに合う合わないの波長があるみたいです。文体がぶっ飛んでるだけになー!まったく理解できるか、できないか、ってなるっぽいです。 で!「みんな元気。」ですが、5...
太宰 治
「姉さん。僕は、貴族です。」すばらしい名台詞だと思う。初めて「斜陽」を読んだとき私は太宰治なんて知らない、50年も前の作品にはまるで興味を持っていなかったのですが、冒頭のスープを飲むお母さまのうつくしさに一瞬で惹き込まれたことをよく覚えています。...
豊島 ミホ
幻冬舎 (2005年03月)
初豊島本。周りの評価があまりにも高く、感想は「可も無く不可も無く…」って言ったら怒られそうだ。けど、そんな感じでした。平凡でどこにでもいるような人たちが、でもまだ「自分は特別なんじゃないの?」って信じてたかった檸檬のころ。その終焉を切り取ったお話。...
谷村 志穂
角川春樹事務所 (1998年11月)
いや…うん…久しぶりに何の感想も思いつかず。時代ってこともあるのか?なんかすげー古いドラマのワンシーンを見せられた気分です。あえて言葉にして、小説という形で、体現する必要がどこかにあったのかなって思うことばかりでした。こういうの嫌いじゃあないけど何...
講談社 (2002年10月)
ギャー!!いい!よかった!舞城!「好き好き大好き〜」が自分的にいまいちガツンとこなかったのですが、この一冊はとてもよかった。作品ごとに波があるのかもしれない。文体も「阿修羅ガール」のときのようにぶっ飛んでもなく、「舞城無理〜」って人もふつうに読め...
新潮社 (2006年01月)
うわあああ最後笑わされたぶん泣いたよ!同じ1ページの中でこんだけ差が激しいのもすごいと思います。ヘノモチンに笑かされ、「ただ一さいは」のくだりに泣かされ。いままで太宰さんの本を読んでも思いましたがこの「恥」と生きるということの観念はとても共感でき...
講談社 (2004年08月07日)
阿修羅ガールのときのように「あ〜この人何が言いたいのかすっげーわかる〜!」とはなりませんでしたがやっぱり好きだと思う舞城先生。こういう人間の複雑性、すごくわかる。それを小説で表現したのがまずすごいと思います。かなしい。せつない。形を捉えきれてない...
講談社 (2003年02月)
ゾンビーズシリーズ「SPEED」と前後して読んじゃったんですがとくに問題ありませんでした。うおお舜臣カッケーなオイ…!舜臣だいすきな私としてはうれしい一冊。内容的には「SPEED」のが好みですがやっぱゾンビーズのみんなが見れるのがうれしくって読んで...
大槻 ケンヂ
早川書房 (1994年11月)
やべぇ何これすげー面白い。この世界観すきだー。ずっとこんなところいたらこっちまで狂ってしまいそうなので、あくまで一線を引いた傍観者としてのおたのしみ。表題作「くるぐる使い」がめちゃくちゃ好きだ。美那かわいいなー美那。ここのところグロ系ばっか読んで...
新潮社 (2003年01月)
舞城ォォォォォ!!何だこれカッケェェェェェ!!明らかに人を選ぶ本だと思いますがとにかくすごい。衝撃だった。頭をがつんとやられた気分です。果てしなくだらしない思考と、垂れ流しになった欲望と、だけどその中でちゃんと核心をついている。近頃こういう、口語...
石田 衣良
講談社 (2003年09月26日)
うおおグロい…!!描写的にグロいんではなく、ここに書かれてあることが実際、この社会の片隅で起きていることだから、その真実味が逆にグロかった。とくに「ラストホーム」はドキュメントだと思います。連続した昨日と今日。自分自身は何も変わらないのに、社会的な...
高見 広春
太田出版 (1999年04月)
いわずとしれた。文章につたなさは感じるものの、一人ひとりの性格をここまで緻密に、丁寧に追いきれたのはすごいと思う。「こんななったらいやだよな〜」と思いつつ、実際似たようなことがこの世界でなくもないんですよね。こわいことだ。川田と桐山がすきです。せ...
重松 清
講談社 (2002年02月08日)
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三浦 しをん
幻冬舎 (2005年02月25日)
P78で挫折。途中で放棄するほどひどい本ではなかったけど、惹きつけるほど面白い本でもなかったと思う。昔話を現代風にするコンセプトはいいけどいまいち華がなかった。設定だけにとらわれないで、もっと「これだー!」っていう核の見える話が読みたかったなぁ。...
東京創元社 (2002年05月)
とりいー!鳥井がとてもかわいかったです。ひきこもり探偵。でもどちらかというと、私は鳥井ひとりの危うさというより坂木さんとふたりでいるときの危うさにどきどきした。2人とも色んな意味でお互いの関係の境界がもろくて、あいまいすぎて、読んでる側の受け取り...
本多 孝好
新潮社 (2004年10月29日)
うーん。とりあえず、一言で言うなら「本多孝好だー!!」あまりにも本多さんらしい本でした。双子のモチーフは確か、「MISSING」の中の短編でも扱われてましたよね。本多さんは好きなんだろうか。そういうの。どこか春樹にも通ずるものを感じた。「ピンボー...
角川書店 (2005年07月01日)
「わたしは、スピードに焦がれている」。タイトルの「SPEED」その名の通りハイ・スピードで駆け抜けていく物語。ゾンビーズシリーズです。今回もだいっすきなみんなに会えてほんっとーにうれしかった!!なんでこいつらこんなに格好いいんだろう…みんな輝いてて...
山崎 ナオコーラ
河出書房新社 (2006年09月12日)
ぬおお感想の書きづらい…!山崎ナオコーラさんの本、初めてです。「浮世でランチ」その洒落たタイトルとはっきりした明朝体の赤字、シンプルな装丁に心惹かれて図書館で借りたのですが、なんとも言えない…というか言いづらい。伝えたいことはなんとなくわかって、信...
瀬尾 まいこ
文藝春秋 (2006年05月)
瀬尾さん3冊目。やっぱり瀬尾さんは優しい作家さんです。占い師を職業にする女性が主人公なわけですが、やっぱ占いにとらわれすぎるのもあれですよね。結局は自分の直観力と決断力が大事ってことだ。そして何よりも通彦にきゅんきゅんした。通彦かわいい。こういう...
江國 香織
ビリケン出版 (2001年04月)
わははかわいー!きゅうりと2と帽子。これがメインの登場人物です。そういうあだ名なんでなく、本当にきゅうりと数字の2と帽子っていうのが笑える。素敵。アパートなのにホテルカクタスっていうのもセンスがあっていいし、出てくる人たちもみんな穏やかでどこかせ...
角川書店 (2005年04月28日)
スンシ−ン!私を抱いてよスンシーン!というのは冗談ですが、とにかく笑わされっぱなしの1冊。しょっぱなの「ギョウザ大好き!」にぶちのめされて、最初から最後まで駆け抜けるように走り去っていくストーリー。何度も何度もぶるぶる震えた。ゾンビーズ最高。金城さ...
双葉社 (2005年04月)
「幸福な食卓」で見事にはめられてしまった瀬尾さん2冊目。これまたよかった。表題作「優しい音楽」で、最初のほうの千波のはっきりしない、もどかしい態度に実はいらいらしてしまったんですが、最後で「うっ」となった。この終わり方がすごくいい。瀬尾さんの文章...
東京創元社 (2005年05月30日)
さわだー!わたしは/さわだが/だいすきです。カズくんも大好きだけど。「お前が、どこかだったらいいのに」。万有引力みたいにいろんな人を惹き付けちゃう彼はいとおしい。同じように、沢田だっていろんな人を惹き付けてるのに。そのことに気づいてほしいなぁ。 本...
島田 雅彦
角川書店 (1998年03月)
うー。挫折。久しぶりに読書で痛い目を見ました。 「リアルな中学生」っていう点ではすごく完成されてるかもしれないけど、やっぱ昭和のにおいがする。オナニーだけはべつにして。中学生時代をこの時代より30年ちかく遅れた、平成の時代にすごした私としてはいま...
講談社 (2003年03月)
もう、なんといったらいいのか…。とにかくお父さんが格好よくて、「僕」が格好よくて、自分で選択したわけではない大きなものに翻弄される辛さとか苦しみとか悲しさとか、簡単な言葉選びがされている分よく伝わってきた。今まで「在日」というものについて深く考えた...
講談社 (2004年11月20日)
家族が軸になった、すごくやさしいお話。連続した4つの短編の物語。「バイブル」「救世主」「プレゼントの効用」と話が広がっていくわけですが、やっぱり基本の「幸福な朝食」が、この、あたたかい家族のありようをもっとも示しているようで一番好きです。直ちゃん...
川上 弘美
新潮社 (2006年07月)
ニシノユキヒコ…かわいそうなおとこのひとだなーっていうのが読後の率直な感想。愛にさわれそうでさわれない。それがかなしくって、苦しい。年取ってからは諦観してますが、若い頃、まだなんとかしようと頑張ってる彼は好きです。「水銀体温計」の「ねえ、どうしてこ...
森 絵都
角川書店 (2005年06月25日)
久しぶりの読書です。純粋に、心から読書を楽しもうとこの本を選びましたが、大正解でした。 きゅっと抱きしめてうやうやしいキスを送りたくなるような、可愛さとせつなさが丁寧にふちどられた物語。森絵都先生はやはり、YA向けのお話を書かせたら彼女の右に出る人...
田辺 聖子
角川書店 (1987年01月)
短編集。表題作「ジョゼと虎と魚たち」は本当に、よかった。水族館で、大きな水槽の前に立つといつもジョゼたちのことを知り合いのように思い出してしまいます。いとしい。純愛って、こういうことだ。
講談社 (2004年11月16日)
この喪失感。物事に、自分から区切りをつけるってことはとても難しいことだと思う。そういう意味で私がこの本を読み解くにはまだ若すぎたし、もっと年をとってからまた読みたいと思った。今読んでも十分面白かったことには違いありませんが。鼠…。
伊坂 幸太郎
祥伝社 (2003年02月)
面白いんじゃないでしょーか。テンポのいい会話、個性的な登場人物たち。どのシーンにも無駄がなくって、さまざまな書評で「爽快」といわれている理由がわかります。ロマンはどこだ!
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