彼のオートバイ、彼女の島 (角川文庫 緑 371-9)

著者 :
  • KADOKAWA (1980年5月1日発売)
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本棚登録 : 181
感想 : 16
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2012/08/30読了

映画の主題歌のフレーズがリフレインする。「きらめいて きらめいて」
あの映画はまだ見れていないんだけどね…。

バイクの魅力を知ってしまえば(とはいっても、まだぺーぺーなんだけど)コオの言うことが、ストン、と、落ちてくるんだ
四季と、音楽と、そしてバイク、風になることの意味や本質っていうのはどんなものなのか。
映画では舞台が尾道だけど、原作では笠岡の近くの島なのか。

まさにバイクと青春を形にしたような小説

こういう物語を目指した人はきっといるんだと思う。
80年代ではないし、コオとミーヨが走った場所はもうないのかもしれない。
けれども、その何かを求める本質みたいなものは存在しているんだと思う。いつでも、どこでもね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 恋愛・青春
感想投稿日 : 2012年8月31日
読了日 : 2018年11月5日
本棚登録日 : 2012年8月31日

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