今まさに知りたいことが簡潔にまとめてある。情報量も圧倒されるほどではないけれど、知識の幅が着実に広がる。久々に新書の力を感じる、分かりやすくて良い一冊だった。
世界中でポピュリズム大旋風が巻き起こっている中、いわゆる「エリート」層がどう考えていくのかが非常に重要だと改めて思う。我々には我々の世界しか見えていない。彼らの視野と「取り残された者」たちのそれは交錯することはあるのだろうか。政治を語る上で不可欠な知識を得るとともに、これからの社会を担うために必要な姿勢とは何か、考えさせられた。
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カテゴリ:
その他社会科学
- 感想投稿日 : 2017年3月27日
- 本棚登録日 : 2017年3月27日
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