生まれも育ちも肉体も対称的なふたりだからこその間柄。同情はときに人を傷つける。なんでも言い合える、気が置けない関係だからこそ楽しいと思えるのかもしれない。
障害者とその介護を中心とした話ですが、いわゆるお涙頂戴系の作品ではありません。むしろユーモアたっぷりに笑わせてくれます。観ていてこんなにも楽しくて真剣で心に刺さる映画だとは思いもしませんでした。
ふたりはあらゆる要素がまったくの正反対であり、お互いの人生においては出会うはずのなかった存在だったのかもしれません。フィリップとドリスはお互いに憧れていたのでしょうか。生活も趣味もまったく異なるふたりはお互いに刺激を受け、生き方も考え方も大きく変わったように見えました。
最高に相性のいいふたりが出会ったことで最強のふたりになる。人が変化するときとは、自分とはまったく異なる人間に出会えたときなのかもしれませんね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画(ヒューマンドラマ)
- 感想投稿日 : 2018年1月3日
- 読了日 : 2018年1月3日
- 本棚登録日 : 2018年1月3日
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