故郷を求めるもその背景や未来に待ち受ける崩壊を知る星(セイ)。
面白いと思ったのは地球人と火星人という対立だけでなく異星人のエルグやゼスヌセル人を物語に盛り込んだこと。超能力の発展そして崩壊の未来により深みが出た。
エルグの何千年もの孤独を思うと切ない。星とエルグのシーンには惹きつけられるものが多い。それはやはりエルグが初めて見つけた心の故郷だからだろうか。「存在して(略)きみに出会った」という台詞は彼のこれまでを思うと本当に沁みる。
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- 感想投稿日 : 2017年1月9日
- 読了日 : 2017年1月9日
- 本棚登録日 : 2017年1月9日
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