なかなか変わった本だったなという印象。
著者はとても誠実な人なんだと、文章からも分析からもよくわかるし、じわーと落ちるところがたくさんあった。
登場する当事者さんたちが、あーもうめんどくさいわーと思いながらも、
気持ちや行動は、すごくよくわかって共感しつつ、
そこに登場する支援者の言動は信じられなくて、
これが現実か、そこからか、とか思いながら、
著者の考察に救われるという感じ。
発達クラスタ向けというより、
発達クラスタに接する支援者むけの本のようです。
そこが、タイトルから期待したものとちょっと違って、
私は当事者へのなんらかの癒しがある内容かなと思ったので、ざんねんだったけど、
こういうふうに、ていねいにひろって、
言葉にして考えてくれる人もいるんだということは、癒しになりました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
アスペルガー/自閉症
- 感想投稿日 : 2016年5月1日
- 読了日 : 2016年5月1日
- 本棚登録日 : 2016年4月28日
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