難解、難解と言われてずっと読むのを躊躇っていたが、仏文学好きなら全然いける、これ。こまやかで空気や色、匂いまでも見えるような美しい風景描写と、単純化できない心理、思考を精緻な筆でみごとに描いています。幼いころに休暇を過ごしたコンブレ―での鮮やかな記憶の断片たちをつづっています。お母さんのキスとマドレーヌ、アスパラ、花々と乙女が印象的な本。これは電子書籍でなくて紙で読みたい。
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- 感想投稿日 : 2016年10月2日
- 読了日 : 2016年10月2日
- 本棚登録日 : 2016年10月2日
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