レビュー by chibiyasuさん
【概要】物事はシンプルである、を合言葉に綴られたビジネス書かつ啓発書。問題解決の障害は3つあり、1つ目は現実が複雑だと考えること。2つ目が対立は当たり前だと思うこと。3つ目が他人のせいにすること、とある。これらの要因によって、解決手段が見えてこなくなるという。
【特徴】事例とそれの解釈を巡る親子のエピソードの繰り返しによる、小説風体裁。このようなスタイルのため、普段ビジネス書を読まない人に取っては読みやすいが、読書慣れしている人にとっては若干くどいかも知れないと思った。(私は前者である。)
【総評】仕事と私生活は切り離そうと考えても、なかなか切り離せないもので、どちらかがうまくいかないともう片方に影響するものである。そのような人に取っては、読む価値のある本だと言える。一方で、ビジネスの問題解決手段に特化したもの、または自己啓発に特化したものを求めているのであれば、他のそれぞれに特化した書物を読むべきであると思う。
ビジネス目的で読む場合、出てくる事例は主に小売とメーカー、領域としてはSCMである。この領域に興味があると、より楽しめる。
すべての人は充実した人生を送ることができる、というメッセージが重要視されている。充実、の定義がこの本では為されているが、自己啓発本として読む場合、このキーフレーズを見て琴線に触れた場合読むといい。
【まとめ】スタイル、内容共に風変わりで読書のリハビリとして楽しめて読めた。どのようにして、思考法を実践に活かしていくべきか、筆者の娘が葛藤しているので、それを見習えば、この本をより活用できる。かもしれない。
レビュー登録日 : 2010年12月17日
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