盗聴がばれ、山梨県の小さな村・大高村に左遷されてしまった西岡悟郎。彼の新しい仕事は、そこにある新興宗教団体「解放の家」の教祖である吉野桃江を警備することであった。大高村の村民達とも衝突が激しい「解放の家」だったが、なんと西岡が派遣されたその日、「解放の家」の建物が火事になり、吉野桃江は焼死してしまう。責任をとらされ、クビになって東京に戻ってきた西岡は、自分の異変に気付く。頭の中にもう1つ声が聞こえだしたのだ。
最初は自分が病気なのかと悩みつつも、いつのまにか頭の中の声と協力して、火事の謎について考えていく西岡。多重人格もの(?)は結構他にも読んだ気がするが、こういう感じのものは珍しいかも。最後の方は恋愛的要素も多く入ってくる展開で、ループなせつない終わり方・・・ではあるんだろうけど。西岡が想いを寄せる女性が嫌いなタイプだったので、いまいち入り込めず(^^;
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文芸本(日本)長編
- 感想投稿日 : 2008年3月6日
- 読了日 : 2008年3月6日
- 本棚登録日 : 2008年3月6日
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