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人生の主食たち。 うまし糧!
レビュー by チヱさん
「終盤、「ええっ?!」と前のめりになりますよ」とは、あるTV番組のインタビューでの謙さんの言。
レオ扮するコブの、三層の夢から覚めた瞬間のあの表情。鏡を見ているように観客の私も同じ表情をしていたと思います。ここが例のシーンか、と身を乗り出しそうになったところでホンモノはまた別にあった。それは子供たちの許へ戻ったコブが回した現実と夢とを見分けるコマ。あのコマは結局回り続けたのか否か。何が夢でどこからが現実?
また、潜在意識が二層三層と重なることで展開について行けずに置いてけぼりになるのかと、遅れまい遅れまいとして観ていたのですが、そういう欺きはありませんでした。妻殺害の容疑をかけられているが、本当のところはどうなのか、というのも段階を踏んで明らかにされていく。
そして何より発想が素晴らしいですよね。私は、アイディアを盗んだり植えつける、といった夢というよりは潜在意識という実体があって、それに夢の特徴がある、といった解釈をしたんです。だって現実で水をぶっ掛けられたら夢の中でも水に呑まれるなんて、ベッドから落ちたら夢の中ではジェットコースターで急降下してた、というのと同じですよね。ただ、痛みを感じるという点は異なりますけど…。
スリルもあるし一瞬を捉えるスロー映像の演出など緊迫した状況がびんびん伝わってきました。DVDが発売されたらもう一度観たいな。
それから、個人的にアーサー役のジョゼフ・ゴードン=レヴィットが良かった!
レビュー登録日 : 2010年09月12日
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