一気に読みました。美しく冷酷な雪穂。雪穂を陰から支え続ける亮司。大人の欲望に翻弄されボロボロになった二人は、人並みの人生を送る道を捨て、二人で「太陽のない世界」を生き抜く決意をする。自分たちを守るために敵を残忍に抹殺しながら。なのになぜか「雪穂と亮司の境遇だったら仕方ない」と思えてしまう。東野作品の中で、最も主人公に強い思い入れを持った作品。
東野圭吾は元エンジニアだからなのか、理路整然とした文章、綿密な取材に基づいた描写が素晴らしいと思う。
登録日 : 2008年06月19日 01:02:35
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