三匹のおっさん

著者 :
  • 文藝春秋 (2009年3月13日発売)
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本棚登録 : 6134
感想 : 1097
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【軽快・痛快なストーリー】
大人のライトノベル、というイメージの強い有川さんの作品ですが、
この本は主人公らの年齢がシニア層のため、むず痒くなるようなラブコメ要素はあまり高くありません。
(そこがまた良い!!)

ちょっとラブコメを読みたい気分ではなかった私としては、なんだかほっとしたというか、
ちょうどいい具合の本だったなぁ、と思いました。

3人のうち、キヨさんとノリさんにスポットライトがあたりがちだなと
少々思いましたが、孫たちのことを考えるとまぁ仕方がないのかなと。
シゲさんには申し訳ないですが、少し影が薄かった気がしました。
(ズッコケ3人組のように、3人が主人公…というのは、大人になってからでは難しいのでしょうかね。
まぁ、ズッコケ…を読んだのも15年以上前で、ストーリーはほぼ覚えていないに等しいのですが…)

細かいことを抜きにすれば、とても面白い1冊でした。
レイプ事件とかもありましたが、そこさえOKであれば、
子供や低年齢層でも楽しく読める本だと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: いろいろ小説
感想投稿日 : 2013年7月24日
読了日 : 2013年7月20日
本棚登録日 : 2013年7月24日

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