小泉政権5年間で、メディアやジャーナリズムはどのように彼に翻弄され、その評価を誤り続けたかを、自らが当時発表したルポ等を素材にその事後検証を試みるというものです。という固い内容ですが、読み易く、面白い。小泉という人を浮き彫りにすると同時に、ジャーナリズムがどうなっているのかということがよくわかる。
例えば、有名な「痛みに耐えてよく頑張った。感動した」の名台詞を、なぜスポーツ紙各紙はあれほど大きく報じたのか、という裏幕とかね。面白いけど、怖いです。
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- 感想投稿日 : 2009年9月5日
- 読了日 : 2009年9月5日
- 本棚登録日 : 2009年9月5日
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