ビオレタ (ポプラ文庫 て 3-1)

著者 :
  • ポプラ社 (2017年4月5日発売)
3.63
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本棚登録 : 2013
感想 : 144
3

★3.5
メイン4人の関係が複雑で現実感がないけれど、誰もが優しくて暖かくて自然と心がほっこりする。そして、菫さんの雑貨店“ビオレタ”も、誰かの心の傷や思い残しを受け止めて浄化し、他人事ながら救われたような気持ちになる。だからこそ、肝心の菫さんや千歳さんの心に重しが感じられるのが心苦しい限り。が、それはきっと、これからの妙が癒してくれると思うけれど。個人的には、メインのキャラクターではないものの、妙の父親の存在が印象的。普段は多くを語らなくても、大事なことは相手に真っ直ぐに伝える、その姿勢を見習いたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  た行
感想投稿日 : 2017年12月5日
読了日 : 2017年12月5日
本棚登録日 : 2017年12月5日

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