不思議を売る男

  • 偕成社 (1998年6月1日発売)
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本棚登録 : 872
感想 : 106
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エイルサが図書館で出会った謎の男。
本の国から来たと言い、MCC.バークシャーと名乗るその男は、翌日からエイルサの母が営む古道具屋で働き始めることになりました。
古道具屋の経営は綱渡り状態で、あと一歩で閉店…といったところ。
しかし、このMCCのおかげで店の商品が少しずつ売れ始めます。
彼は古道具にまつわる「おはなし」を語ることで、お客さんやエイルサを魅了していきます…

MCCの語る11の古道具にまつわるおはなしがとても面白い!
特に「中国のお皿」「鏡」「鉛の兵隊」が好きでした。

ただ、結末は好き嫌いが分かれそうだな、と思います。
個人的には、クライマックス手前までに夢中になっていたので、この最後はちょっと残念。

誰もが「おはなし」を求めている、ということには同感です。
ストーリーテラーはいつでも多くの人々に待ち望まれているんですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童書読みました。
感想投稿日 : 2011年4月10日
読了日 : 2011年4月10日
本棚登録日 : 2011年4月10日

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