八咫烏を喰らう謎の大猿から故郷を守るべく、雪哉は再び若宮と行動を共にすることになります。
この猿は一体どこからきたのか、猿に襲われた村で唯一生き残った少女は敵か味方か、そして"真の金烏"とは何者なのか…。
いくつもの謎が錯綜する中で、物語がさらに奥行きを増したシリーズ3冊目でした。
裏社会のボスを振り向かせた雪哉の機転ににんまり。
とっさにあれだけの口上ができるなんて、さすがです。
あいかわらず将来が楽しみな少年です。
『烏に単は似合わない』で若宮の妻となったあの方も、今回は何度も登場します。
"真の金烏"がどんな存在かが明らかになればなるほど、若宮の妻はこの人しかいなかったんだ、と確信させられました。
読書状況:読み終わった
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読みました。
- 感想投稿日 : 2016年5月26日
- 読了日 : 2016年5月15日
- 本棚登録日 : 2016年5月26日
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