今回、ようやく勢揃いしたなあ、という一つ感慨深いようなターニングポイントを挟んだ5巻と相成った。
いまだに友達同士、シンプルな関係ではないが、それでも面と向かってお互い交流を持てるようになったのは大変良いことだろう。
物語的に見ても、うまるちゃんというキャラの多面的な要素を引き出す中で、学校での優等生というキャラが弱かった。その部分にスポットが当てやすくなった感がある。
徐々に徐々に干物妹から成長を遂げているうまるちゃんだが、案外、物語の方向性はそうしたものなのかもしれない。それでも、相変わらず仲の良い兄妹が軸なのではあるが。
今回は星四つ半相当と評価したい。願わくば、もう少しギャグ調のネタも見たいところだが、ほのぼのと季節に沿った生活を送るうまるちゃんを描いているのも、悪くはない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ドナドナ
- 感想投稿日 : 2015年7月12日
- 読了日 : 2015年7月12日
- 本棚登録日 : 2015年7月12日
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