ディアーホ三部作の第一巻である本作では、ジント&ラフィールに加え、新キャラ・エクリュアの四者による複雑な四角関係が展開されている。
罪深いオンナ(雄)であるディアーホはついに王宮へと隔離されてしまうが、これはつまり、しょうがないのである。
さて、本作はタイトルの通り、戦争が主題となっている。
そのため、みんな大好きスポール提督が活き活きと活躍し、アブリアル帝国元帥は副官の元彼を詮索し、ビボース提督は風呂に入る。皇族と根源貴族が多く出てきていて、なかなかにぎやかである。
一方で、その分だけジントたち紋章組の出番が限られている。なので、物語としての密度は「戦記物」としては高いが、「ボーイミーツガール物」としては低くなっている。それでも濃いのだけど。
この辺は、好みが別れるところだと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年6月25日
- 読了日 : 2013年6月29日
- 本棚登録日 : 2013年6月18日
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