テレビで紹介されていた詩人の方で、図書館で借りて読ませていただいた。
その番組の中では、あまりに直接的な表現が詩人の中では評価されない一因となったと説明されていたが、少しはわかる。「ぬけぬけと自分を励ますまじめ歌」や「犬とサラリーマン」などはあまりに直接的である。
しかし、こうした詩こそこの方が描きたかったものだろう。なら、直接的でも、それは仕方ない。あるいは、当然のことだろう。
テレビで見かけた「祝婚歌」と「夕焼け」には、やはり胸打たれるものがある。
特に「夕焼け」がすくい上げているものは、なんと心優しいものだろう。少し涙がにじむ。
また、「漢字喜遊曲」はどれも楽しくて、吹き出しながら読んでいたけれど、「惹」は卑怯だ。何を真顔で言っているのかと。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
図書館
- 感想投稿日 : 2014年10月13日
- 読了日 : 2014年10月13日
- 本棚登録日 : 2014年10月13日
みんなの感想をみる