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レビュー by Bluewhaleさん
様々な学者の論評を交えながら、過去から現在に至る格差問題について客観的に論じた好著。
格差は60・70年代が存在していたが、その時は若者の所得格差が少なかったとしている。
現在は、若者と高齢者の所得格差が増えている。
要因としては、今まで右肩上がりの成長を続けてきた世代(既得権益者)の圧力により、若者の
雇用及び賃金が抑えられていることが大きいとしている。
規制緩和を問題視する声も、格差が広がることを懸念しているわけではなく、自由な競争により
自分達の仕事が失われる・賃金が下がることを恐れる、既得権益者の言い訳。
政府の政策も、人口の多い高齢者を尊重する方向に傾きやすい。
自由化・グローバル化は雇用の流動性を増すためには必要な事。問題は、その競争の中で生きて
いくための教育、生産性の低い人達を救済するためのセーフティネットだと説く。
これからの社会、その中での自分の生き方を考えていくためにも、何度も読み直したい一冊。
レビュー登録日 : 2009年01月25日
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