◆ゾーイの霊よ、安らかに…◆
ヒロインが何とも哀れを誘うのだけれど、先住民の呪術師の男性の儀式で、白人を恨んで世を去った部族の頭(かしら)の魂と共に甦り、ヒロインはその怨念と、自分を襲った暴徒たちのリベンジとに半端ない闘志を燃やす。
折れた二の腕や、えぐりとられた腹部をガムテープのような物でグルグル巻きにし、男たちに容赦なく挑んで行く姿と、愛する婚約者への捨てきれぬ深い愛情との狭間で、この世の者ではなくなった立場の自身を顧みる一瞬のヒロイン、ゾーイの表情が良く… 一瞬 ほろりとさせられた。
何とも恐ろしい怨念が弱く美しいヒロインをターミネーターのような不死身な復讐鬼に化身させられた彼女に、終止符を打ってやる恋人のつらい心情も哀れ。
粗削りな演出、B級ホラー感は払拭できないが、アマンダ・エイドリアンの熱演に星を1つ加算した。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2015年8月12日
- 読了日 : 2015年8月7日
- 本棚登録日 : 2015年8月7日
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