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有限会社アサヒ技研コミュニケーションメディア研究所

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IZIS―パリに見た夢

マヌエル ビーデルマナス アーメル カニトロ Armerlle Canitrot Manuel Bidermanas 佐藤 正子

/ クレヴィス / 2012年02月 発売



同名の写真展が JR 京都伊勢丹の美術館「えき」で開かれている.ブレッソンと同時代のイジスもやはり「決定的瞬間」を切り取っているのだが,その画面構成は優れて絵画的.サーカスの綱渡りを撮った 1 枚は 3 本のロープとバランサーが直線的に画面を分割し,フラットな背景に人物をコラージュしたかのよう.白いユリカモメは川面に写る黒いビルの姿をバックに飛ぶ.

またシャガールの製作過程を捉えたカラーのシリーズは,シャガール自身や画材までもが絵と地続きであるかのような不思議な魅力をもつ.これは 1960 年代前半のカラーフィルムの粒子が粗いために生まれた効果かもしれない.アトリエの中で絵を描いているシャガールはブレることなく写真に捉えられている.アトリエのアベイラブルライトで動きを止められるだけのシャッターを切るためにはそれなりの感度が必要となり,当時の技術では粒子はまだまだ粗かったと考えられる.カラーで撮られたシャガールのざらっとしたテクスチャは,絵のタッチとあいまってまたひとつの絵画的な画面を生み出している.

イジスがどのようなカメラやフィルムを用いていたのかなど写真技術に関する記述がまったくないのは少し残念だが,純粋に画面がどのように構成されているのかに集中して鑑賞すると得るものは多い.また望むべくもないことだが,深くみるにつれてこの画面構成の外に何があるのかについて知りたくなってくる.イジスが何を画面の外に追いやってこれを切り取ったのかが知りたい.レンジファインダーのフレームを覗くように画面の内と外をみてみたい.


2012年02月22日 | コメント(0) | 写真 | 読み終わった (2012年02月22日) |

たのしい写真―よい子のための写真教室

ホンマ タカシ

/ 平凡社 / 2009年05月 発売



本書ではまずモダニズム写真の歴史を「決定的瞬間」と「ニューカラー」に大きく二分して解き明かす.「決定的瞬間」では,高速シャッターを切ることによって被写体の動きを止めて撮る.高速シャッターを切るためには絞りを開かねばならず,その結果として被写体のみにピントを合わせて背景をぼかすことになる.一方「ニューカラー」では,絞りをしぼりこむことによって手前から奥までピントが合ったパンフォーカスで撮影する.絞り込むためにはシャッターを低速にしなくてはならず,その結果として動く被写体を止めておくことができない.この論理はフィルム感度が低く自由度が低かった時代を理解するものとしては正しい.

現在では高感度での撮影が容易になっており,絞り込んで高速シャッターを切るという新たな象限が考えられる.そこでは動く被写体の動きを止めると同時にパンフォーカスでの撮影も行うことができる.逆に意図的に感度を下げることにより,被写界深度を浅くとったうえに動きブレを含む撮影も考えられる.それらが写真の表現としてどのような意味をもつかについて検討の余地があると思うが,本書ではそれについてまったく触れていない.

続いて本書ではポストモダンの写真を,1) ストレートからセットアップへ,2) 大きな物語から小さな物語へ,3) 美術への接近あるいは美術からの接近,4) あらゆる境界線の曖昧さの 4 つの視点に基づいて位置づける.さらにポストモダンの写真を読み解くためのワークショップとして,1) 写真集から 1 枚を選んでその構造を言語化したうえで同じ構造の写真を撮る,2) 写真が真実だけではないことを意識するために最初からウソを取り込んだ写真を撮る,3) 動きまわる自由や露出・ピントなどを制限した不自由な状態で撮影することを勧める.

最後に筆者は,事前にどれだけ周到にプランニングしたとしても思惑から外れた意外なものが写ってしまうという現実を踏まえて,プランニングの予定調和からどれだけ遠ざかったところで現実を再編集できるのかを問う.現実の断片という意外なものを採用するのか排除するのか,写真家としてのスタンスが問われる.


2012年01月31日 | コメント(0) | 写真 | 読み終わった (2012年01月31日) |



ETV ピタゴラスイッチに登場するピタゴラ装置の DVD も第 3 集.だんだん飛び道具っぽい装置が増えてきた.もともとピタゴラ装置の安定性はそれほどでもないと聞く.スタートからゴールまできちんと動いて OK テイクが撮れるまでには何度も撮り直しているとのこと.第 3 集ではそのギリギリ感というかハラハラ感が強い装置が増えている.

特典映像として研究室で試作された装置の様子が収録されているが,この試作に至るまでのプロセスのほうに興味がある.ピタゴラ装置はそれぞれポイントとなる仕掛けがあり,その仕掛けの面白さが際立つように全体の装置が設計されている.仕掛けのアイデアを核として全体を装置に練りあげていく,そのプロセスがみてみたい.

特典映像にはスタジオで撮影している様子も収録されており,研究室のような壁や床が実はセットであることがわかる.壁際の配管であったり油引きの木の床だったり壁の凹凸の風合いだったり,どこかの大学に実際にありそうな雰囲気がよく出ている.


2012年01月23日 | コメント(0) | 読み終わった (2012年01月23日) |

「人生二毛作」のすすめ―脳をいつまでも生き生きとさせる生活

外山 滋比古

/ 飛鳥新社 / 2010年03月 発売



ネタバレ  「思考の整理学」などで知られる著者が,40 代から 50 代を境に第二の人生を踏み出すことを勧める一冊.しかし成功者である著者が自らの成功体験をもとに語っているため,「そういう幸せな人はいいですね」と感じてしまう部分が多い.二毛作には一毛作の得意に固執するなといいながら,自身は英文学から日本文学へシフトしたことを語る.それは得意を別のドメインに適用しただけで,何もかけ離れたことをしているわけではない.さらに知的習得が生きる上で血肉となるのはせいぜい 30 代までだという.その知識を土台にして独自の知性を発展させて行かなくてはならないという.それはまさに得意を発展させているわけで,自己矛盾をはらんでいる.

また,情報を整理・集積するのは記憶の強化に過ぎず考える作業の邪魔になるなど,これまでの著者の主張と矛盾するような記述も多くみられる.それも著者がいう忘却の効果というのであればずいぶんと都合がいい.都合のいい面だけをみるご都合主義を勧めてもいるのは自己弁護なのか.よけいな読書はしないほうがいいと説いているが,まさにこの本を読まないほうがいいと言っているようなもの.

人間関係すら賞味期限があるので古い友人との関係を復活させるのではなく新しい友人を作れという.その関係は自分が得意然として披露できる話を熱心に聞く相手がいいという.それは気持ちがいいだろう.自分の成功体験を得意然として語る姿はあまり品がいいとは思えない.

あとがきには「読み返してみると,この本はシラフでクダを巻いているようなところがあり」と著者自身が認めている.こんな一冊を購入してしまったことが残念だ.同じ轍を踏む人が出ないことを祈る.著名な著者だけに残念.


2011年12月26日 | コメント(0) | 新書 | 読み終わった (2011年12月26日) |

The Contact Sheet

Steve Crist

洋書 / Ammo Books / 2009年11月15日 発売



ネタバレ  44 人の写真家それぞれについて代表作 1 枚を選び,そのショットを含むロールのコンタクトシートを並べることで前後の文脈の中に 1 枚を位置づける.
ファーストショットは自分でも撮れそうなありきたりの 1 枚でも,そこから距離を詰めたり画面を整理したりしていくなかで印象的なショットが生まれてくる様子がわかって非常に勉強になる.
デジタルになってコンタクトシートという考え方は忘れられているかもしれないが,あらためて自分のショットを確認してみたい.そういう意味ではミスショットとしてすでに削除してしまった画像がもったいない.


2011年12月05日 | コメント(0) | 写真 | 読み終わった (2011年12月05日) |



ネタバレ  1933 年のブレッソンから現在に至るまで,マグナムの写真家たちが撮った有名なショットとそれを含むロールのコンタクトシート.意外に凡庸なショットの中にインパクトをもってそのショットが存在するロールもあれば,その中でこれを選ぶのかという選択に驚かされるロールもある.36 枚を撮り切るのではなくそのショットを最後に現像されているロールからは,写真家がそのショットが撮れたことに確信を持ったであろうことが伺える.見直すたびにまだまだ発見がある.
原書が 1 万円,日本語版が 1.5 万円と高価だが,すべてアート紙で 508 ページ,435 枚の図版から学び取ることができることを考えるとこれほど安いものはない.

(原書を購入したので日本語訳についてはコメントできません)


2011年12月05日 | コメント(0) | 写真 | 読み終わった (2011年12月05日) |

梅棹忠夫 語る (日経プレミアシリーズ)

小山 修三 小山 修三

/ 日本経済新聞出版社 / 2010年09月16日 発売



ネタバレ  梅棹先生が亡くなる直前の最後の聞き書き.梅棹先生に話を聞いた小山先生との掛け合いが漫才のようで笑わせてくれるところも多いが内容は深い.キーワードだけで両先生が納得して次に進んでいるところもたくさんあるので,そこをきちんと理解しようとするとキーワードや参考文献をもとに原著にあたる必要がある.梅棹先生の膨大な著作集という広大な森にどこから分け入るのが面白そうか,さまざまな入り口を提示してくれる一冊.

つねに未知なるものにあこがれ新しいことを知って「なるほど」と知的興奮を経験することが学問のたのしみであるとか,これから大学で研究をしようとする学生さんぐらいが読むと元気が出る話も多い.「梅棹の言うことは単なる思いつきにすぎないと言われる.わたしに言わせたら,思いつきこそ独創や.思いつきがないものは,要するに本の引用,ひとのまねということやないか」「請われれば一差し舞える人物になれ」「博士号は足の裏についた飯粒や.取らな気持ち悪いし,取っても食えん」「最近は打たれ弱い.みんな,批判されるのを嫌がる.批判されると,非難されたように思ってしまう」などなどきっと学生さんには響くところがあるはず.

また民博をつくるとき梅棹先生は,一人ひとりの論文を読んで,学会に行って発表を聞いて,これはいいだろうと思う人材を採用したという.それで「諸君を選んだのは僕や.自由にやりたい仕事をやれ.研究者は一年中いつも研究者や.休みを取ることなんか考えるな.税金を使う国家公務員である自覚を持て」と訓辞を受けたら背筋が伸びるとともに奮い立つに違いない.

私にとっては「写真では細部の構造がわからない.目で見てたしかめて図に描く.急ぐときとおおまかな印象をつかむのは写真.細部を見るのはスケッチ」「写真は撮ってきた順番に並べる,記録だから分類はしない.自分の記憶ノートと同じ」「分類するな,配列せよ.そして検索が大事」といったあたりが響いてくる.そう思って自分が撮った写真を見直してみるとそう感じるものがかなりある.きちんと構造を把握して撮った一連の写真とそうでないものは明らかに情報量が違う.

そのほか,
「学問は経営,「研究経営論」や」
「情報産業論の議論はしてくれても,みんな情報論だったな.そんなん,つまらん.わたしが言ってたのは産業論なんです.それなのになんで,あんなふうになるのかな.それくらい情報というものに,みんな興味があるということなのかな.結局,ひとつは,その前にあったコミュニケーション論にひきずられてるんだと思う.これは工業時代に対する情報産業,産業時代論であって,わたしが言っているのは文明論だった.だから,情報論とちがうんですよ.文明論というのは現象論です.文明というのは,人間がつくり出した環境,人工的環境のすべてなんです」
「フォロワーシップを経験して,はじめていいリーダーになれる.フォロワーシップとは盲従ではない.自分の意志や判断は持つけれども,隊長にはしたがう.わたしたちは今西さんに育成されたのではなく,推戴したのや.弟子ではなく契約,ゲマインシャフトではなくゲゼルシャフト集団です」
「できない人間ほど権威をかざす.権威でのぞんでくるのが一番嫌いや」
など,現役の研究者でも自分の姿勢を顧みるきっかけになる言葉がきっとある.

最後は,
「当初は,いわゆる図書館で扱えるものは梅棹文庫ということで,どんどん機械的に入れていった.それから映像記録とかを入れ,最後にはファイル類,フィールド・ノート,地図,その他業績,すべてをいずれ館が管理するということで,梅棹アーカイブズというかたちになるよう了解はとってあります」
という言葉.梅棹先生が残したものはすべてアーカイブとなる.その了承を梅棹先生自身が民博から取りつけてあるのだ.その公開を待ちたい.できればアーカイブ構築の一助となりたい.


2011年07月04日 | コメント(0) | 新書 | 読み終わった (2011年11月27日) |

レディ シノワズリ 1 (フラワーコミックス〔スペシャル〕)

波津彬子

マンガ / 小学館 / 2011年10月07日 発売



ネタバレ  筆が遅いことで定評のある波津先生.そんなにいろんなシリーズ展開して大丈夫なんですかと心配になりますが,またしても新しいシリーズ展開.

レディ・シノワズリは中国趣味の骨董があるべき場所にいられなくなりそうになると現れて,それらが本来おちつくべき場所へと導く.どうやら白虎のようなこの世ならぬものを伴っている様子.本巻ではそこまで.秘密は次巻以降でおいおい明らかになることだろう.


2011年11月24日 | コメント(0) | エンターテインメント | 読み終わった (2011年11月26日) |

よつばと! 10 (電撃コミックス)

あずま きよひこ

マンガ / アスキー・メディアワークス / 2010年11月27日 発売



リボルテック・ダンボーを使った写真集から入って今頃「よつばと!」って何周遅れだって感じですが,一部では入手困難になりつつある巻があるようなので,店頭で揃っているところを一気買いして一気読み.よつばの周りにいる人たちが余裕をもって よつば を見ているところがほっこりさせてくれるなぁ.


2011年11月24日 | コメント(0) | エンターテインメント | 読み終わった (2011年11月24日) |

メタルギア手帳2012

株式会社コナミデジタルエンタテインメント 小島プロダクション

/ PHP研究所 / 2011年11月19日 発売



メタルギアの台詞を毎日ひとつ.どちらかというとシリアスな台詞が採録されているので,メタルギアシリーズに通底する小ネタのセンスがあまり感じられないのが残念.


2011年11月24日 | コメント(0) | エンターテインメント | 読み終わった (2011年11月24日) |

365 Days of Danboard

アリエル ナデル Arielle Nadel

/ アスキーメディアワークス / 2011年10月27日 発売



ネタバレ  「よつばと!」を読まずにダンボーを語るのもヘンな話だが,ブラウンダイヤリーとかこういう小さきものが街を行く写真集にはついつい手が出てしまう.ダンボーがちょっと悲しそうな寂しそうな表情をしているところにきゅっと捉まれてしまう.
子供のような小さなアマゾン・ダンボーを含めた家族 3 人の風情が健気に見える.まだ母を失って間もない私には,うるうるさせられてしまう.


2011年11月14日 | コメント(0) | エンターテインメント | 読み終わった (2011年11月14日) |

SPEC III (角川文庫)

西荻 弓絵 豊田 美加

/ 角川書店(角川グループパブリッシング) / 2010年12月25日 発売



TBS ドラマ「SPEC」のノベライズ本.原作本とは違ってノベライズはなかなか映像に勝てない.残念ながらこの本もそう.堤作品では相手が悪い.しかも,この本はドラマ放映中に並行して刊行されただけに時間的にも急造の感は否めない.ノベライズとして読むよりは,オリジナルの西荻脚本がどうなっていたかという見方をするほうが興味深い.ダジャレのようなアドリブ的小ネタの数々が現場で追加されているのはもちろん,印象的な台詞のなかにも脚本で書かれていないものが多いことに驚く.当麻や瀬文のキャラクターからブレたようなところも少なくない.緻密に組み立てられたドラマに対して粗削りな感じ.本のいいところは放送や DVD のような切れ目がないところ.サトリのあたりからエンディングに向けて一気に盛り上がっていく流れを自分のペースで追体験することができる.


2011年08月23日 | コメント(0) | エンターテインメント | 読み終わった (2011年08月23日) |

SPEC II (角川文庫)

西荻 弓絵 豊田 美加

/ 角川書店(角川グループパブリッシング) / 2010年11月25日 発売



TBS ドラマ「SPEC」のノベライズ本.原作本とは違ってノベライズはなかなか映像に勝てない.残念ながらこの本もそう.堤作品では相手が悪い.しかも,この本はドラマ放映中に並行して刊行されただけに時間的にも急造の感は否めない.ノベライズとして読むよりは,オリジナルの西荻脚本がどうなっていたかという見方をするほうが興味深い.ダジャレのようなアドリブ的小ネタの数々が現場で追加されているのはもちろん,印象的な台詞のなかにも脚本で書かれていないものが多いことに驚く.当麻や瀬文のキャラクターからブレたようなところも少なくない.緻密に組み立てられたドラマに対して粗削りな感じ.本のいいところは放送や DVD のような切れ目がないところ.サトリのあたりからエンディングに向けて一気に盛り上がっていく流れを自分のペースで追体験することができる.


2011年08月23日 | コメント(0) | エンターテインメント | 読み終わった (2011年08月23日) |

SPEC I (角川文庫)

西荻 弓絵 豊田 美加

/ 角川書店(角川グループパブリッシング) / 2010年10月23日 発売



TBS ドラマ「SPEC」のノベライズ本.原作本とは違ってノベライズはなかなか映像に勝てない.残念ながらこの本もそう.堤作品では相手が悪い.しかも,この本はドラマ放映中に並行して刊行されただけに時間的にも急造の感は否めない.ノベライズとして読むよりは,オリジナルの西荻脚本がどうなっていたかという見方をするほうが興味深い.ダジャレのようなアドリブ的小ネタの数々が現場で追加されているのはもちろん,印象的な台詞のなかにも脚本で書かれていないものが多いことに驚く.当麻や瀬文のキャラクターからブレたようなところも少なくない.緻密に組み立てられたドラマに対して粗削りな感じ.本のいいところは放送や DVD のような切れ目がないところ.サトリのあたりからエンディングに向けて一気に盛り上がっていく流れを自分のペースで追体験することができる.


2011年08月23日 | コメント(0) | エンターテインメント | 読み終わった (2011年08月22日) |

入門XML

エリック・T・レイ Erik T.Ray 宮下 尚 牧野 聡 立堀 道昭

/ オライリージャパン / 2004年06月 発売



XML の入門書との触れ込みだが,初学者がここから入るのはなかなか難しい.なにしろトピックが広範.マークアップの基本概念や情報のモデル化など一般的な概念から始まり,スキーマ・CSS・XPath・XPointer・XSLT,さらにプログラミングに及ぶ.スキーマにひとつにしても,DTD・W3C XML Schema・RELAX NG・Schematron と多岐にわたる.あまりにも範囲が広いためそれぞれのトピックは薄くならざるを得ないのだが,一方で細かい記述は XML や処理プログラムのサンプルコードに至るため,かなり予備知識を必要とする.XML を実際に扱ったことがある人が読めば XML に関する知識を総ざらえしてリフレッシュすることができるだろうが,初学者にはなかなか難しい.なんとか頑張って全体を通読してもらえれば,XML とその周辺の構成がぼんやりと把握できるだろう.さらに,Java の org.xml.sax や org.xmlpull,Perl の XML::Simple や XML::LibXML を使って実際に XML を処理するトイプログラムを書いてみることで理解を補強してもらえればと思う.


2011年06月13日 | コメント(0) | 情報工学 | 読み終わった (2011年08月11日) |


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