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有限会社アサヒ技研コミュニケーションメディア研究所
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同名の写真展が JR 京都伊勢丹の美術館「えき」で開かれている.ブレッソンと同時代のイジスもやはり「決定的瞬間」を切り取っているのだが,その画面構成は優れて絵画的.サーカスの綱渡りを撮った 1 枚は 3 本のロープとバランサーが直線的に画面を分割し,フラットな背景に人物をコラージュしたかのよう.白いユリカモメは川面に写る黒いビルの姿をバックに飛ぶ.
またシャガールの製作過程を捉えたカラーのシリーズは,シャガール自身や画材までもが絵と地続きであるかのような不思議な魅力をもつ.これは 1960 年代前半のカラーフィルムの粒子が粗いために生まれた効果かもしれない.アトリエの中で絵を描いているシャガールはブレることなく写真に捉えられている.アトリエのアベイラブルライトで動きを止められるだけのシャッターを切るためにはそれなりの感度が必要となり,当時の技術では粒子はまだまだ粗かったと考えられる.カラーで撮られたシャガールのざらっとしたテクスチャは,絵のタッチとあいまってまたひとつの絵画的な画面を生み出している.
イジスがどのようなカメラやフィルムを用いていたのかなど写真技術に関する記述がまったくないのは少し残念だが,純粋に画面がどのように構成されているのかに集中して鑑賞すると得るものは多い.また望むべくもないことだが,深くみるにつれてこの画面構成の外に何があるのかについて知りたくなってくる.イジスが何を画面の外に追いやってこれを切り取ったのかが知りたい.レンジファインダーのフレームを覗くように画面の内と外をみてみたい.
2012年02月22日
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写真
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読み終わった
(2012年02月22日)
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本書ではまずモダニズム写真の歴史を「決定的瞬間」と「ニューカラー」に大きく二分して解き明かす.「決定的瞬間」では,高速シャッターを切ることによって被写体の動きを止めて撮る.高速シャッターを切るためには絞りを開かねばならず,その結果として被写体のみにピントを合わせて背景をぼかすことになる.一方「ニューカラー」では,絞りをしぼりこむことによって手前から奥までピントが合ったパンフォーカスで撮影する.絞り込むためにはシャッターを低速にしなくてはならず,その結果として動く被写体を止めておくことができない.この論理はフィルム感度が低く自由度が低かった時代を理解するものとしては正しい.
現在では高感度での撮影が容易になっており,絞り込んで高速シャッターを切るという新たな象限が考えられる.そこでは動く被写体の動きを止めると同時にパンフォーカスでの撮影も行うことができる.逆に意図的に感度を下げることにより,被写界深度を浅くとったうえに動きブレを含む撮影も考えられる.それらが写真の表現としてどのような意味をもつかについて検討の余地があると思うが,本書ではそれについてまったく触れていない.
続いて本書ではポストモダンの写真を,1) ストレートからセットアップへ,2) 大きな物語から小さな物語へ,3) 美術への接近あるいは美術からの接近,4) あらゆる境界線の曖昧さの 4 つの視点に基づいて位置づける.さらにポストモダンの写真を読み解くためのワークショップとして,1) 写真集から 1 枚を選んでその構造を言語化したうえで同じ構造の写真を撮る,2) 写真が真実だけではないことを意識するために最初からウソを取り込んだ写真を撮る,3) 動きまわる自由や露出・ピントなどを制限した不自由な状態で撮影することを勧める.
最後に筆者は,事前にどれだけ周到にプランニングしたとしても思惑から外れた意外なものが写ってしまうという現実を踏まえて,プランニングの予定調和からどれだけ遠ざかったところで現実を再編集できるのかを問う.現実の断片という意外なものを採用するのか排除するのか,写真家としてのスタンスが問われる.
2012年01月31日
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写真
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読み終わった
(2012年01月31日)
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ETV ピタゴラスイッチに登場するピタゴラ装置の DVD も第 3 集.だんだん飛び道具っぽい装置が増えてきた.もともとピタゴラ装置の安定性はそれほどでもないと聞く.スタートからゴールまできちんと動いて OK テイクが撮れるまでには何度も撮り直しているとのこと.第 3 集ではそのギリギリ感というかハラハラ感が強い装置が増えている.
特典映像として研究室で試作された装置の様子が収録されているが,この試作に至るまでのプロセスのほうに興味がある.ピタゴラ装置はそれぞれポイントとなる仕掛けがあり,その仕掛けの面白さが際立つように全体の装置が設計されている.仕掛けのアイデアを核として全体を装置に練りあげていく,そのプロセスがみてみたい.
特典映像にはスタジオで撮影している様子も収録されており,研究室のような壁や床が実はセットであることがわかる.壁際の配管であったり油引きの木の床だったり壁の凹凸の風合いだったり,どこかの大学に実際にありそうな雰囲気がよく出ている.
2012年01月23日
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読み終わった
(2012年01月23日)
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リボルテック・ダンボーを使った写真集から入って今頃「よつばと!」って何周遅れだって感じですが,一部では入手困難になりつつある巻があるようなので,店頭で揃っているところを一気買いして一気読み.よつばの周りにいる人たちが余裕をもって よつば を見ているところがほっこりさせてくれるなぁ.
2011年11月24日
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エンターテインメント
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読み終わった
(2011年11月24日)
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メタルギアの台詞を毎日ひとつ.どちらかというとシリアスな台詞が採録されているので,メタルギアシリーズに通底する小ネタのセンスがあまり感じられないのが残念.
2011年11月24日
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エンターテインメント
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読み終わった
(2011年11月24日)
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TBS ドラマ「SPEC」のノベライズ本.原作本とは違ってノベライズはなかなか映像に勝てない.残念ながらこの本もそう.堤作品では相手が悪い.しかも,この本はドラマ放映中に並行して刊行されただけに時間的にも急造の感は否めない.ノベライズとして読むよりは,オリジナルの西荻脚本がどうなっていたかという見方をするほうが興味深い.ダジャレのようなアドリブ的小ネタの数々が現場で追加されているのはもちろん,印象的な台詞のなかにも脚本で書かれていないものが多いことに驚く.当麻や瀬文のキャラクターからブレたようなところも少なくない.緻密に組み立てられたドラマに対して粗削りな感じ.本のいいところは放送や DVD のような切れ目がないところ.サトリのあたりからエンディングに向けて一気に盛り上がっていく流れを自分のペースで追体験することができる.
2011年08月23日
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エンターテインメント
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読み終わった
(2011年08月23日)
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TBS ドラマ「SPEC」のノベライズ本.原作本とは違ってノベライズはなかなか映像に勝てない.残念ながらこの本もそう.堤作品では相手が悪い.しかも,この本はドラマ放映中に並行して刊行されただけに時間的にも急造の感は否めない.ノベライズとして読むよりは,オリジナルの西荻脚本がどうなっていたかという見方をするほうが興味深い.ダジャレのようなアドリブ的小ネタの数々が現場で追加されているのはもちろん,印象的な台詞のなかにも脚本で書かれていないものが多いことに驚く.当麻や瀬文のキャラクターからブレたようなところも少なくない.緻密に組み立てられたドラマに対して粗削りな感じ.本のいいところは放送や DVD のような切れ目がないところ.サトリのあたりからエンディングに向けて一気に盛り上がっていく流れを自分のペースで追体験することができる.
2011年08月23日
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エンターテインメント
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読み終わった
(2011年08月23日)
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TBS ドラマ「SPEC」のノベライズ本.原作本とは違ってノベライズはなかなか映像に勝てない.残念ながらこの本もそう.堤作品では相手が悪い.しかも,この本はドラマ放映中に並行して刊行されただけに時間的にも急造の感は否めない.ノベライズとして読むよりは,オリジナルの西荻脚本がどうなっていたかという見方をするほうが興味深い.ダジャレのようなアドリブ的小ネタの数々が現場で追加されているのはもちろん,印象的な台詞のなかにも脚本で書かれていないものが多いことに驚く.当麻や瀬文のキャラクターからブレたようなところも少なくない.緻密に組み立てられたドラマに対して粗削りな感じ.本のいいところは放送や DVD のような切れ目がないところ.サトリのあたりからエンディングに向けて一気に盛り上がっていく流れを自分のペースで追体験することができる.
2011年08月23日
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エンターテインメント
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読み終わった
(2011年08月22日)
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XML の入門書との触れ込みだが,初学者がここから入るのはなかなか難しい.なにしろトピックが広範.マークアップの基本概念や情報のモデル化など一般的な概念から始まり,スキーマ・CSS・XPath・XPointer・XSLT,さらにプログラミングに及ぶ.スキーマにひとつにしても,DTD・W3C XML Schema・RELAX NG・Schematron と多岐にわたる.あまりにも範囲が広いためそれぞれのトピックは薄くならざるを得ないのだが,一方で細かい記述は XML や処理プログラムのサンプルコードに至るため,かなり予備知識を必要とする.XML を実際に扱ったことがある人が読めば XML に関する知識を総ざらえしてリフレッシュすることができるだろうが,初学者にはなかなか難しい.なんとか頑張って全体を通読してもらえれば,XML とその周辺の構成がぼんやりと把握できるだろう.さらに,Java の org.xml.sax や org.xmlpull,Perl の XML::Simple や XML::LibXML を使って実際に XML を処理するトイプログラムを書いてみることで理解を補強してもらえればと思う.
2011年06月13日
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情報工学
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読み終わった
(2011年08月11日)
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「思考の整理学」などで知られる著者が,40 代から 50 代を境に第二の人生を踏み出すことを勧める一冊.しかし成功者である著者が自らの成功体験をもとに語っているため,「そういう幸せな人はいいですね」と感じてしまう部分が多い.二毛作には一毛作の得意に固執するなといいながら,自身は英文学から日本文学へシフトしたことを語る.それは得意を別のドメインに適用しただけで,何もかけ離れたことをしているわけではない.さらに知的習得が生きる上で血肉となるのはせいぜい 30 代までだという.その知識を土台にして独自の知性を発展させて行かなくてはならないという.それはまさに得意を発展させているわけで,自己矛盾をはらんでいる.
