レビュー by akikoさん
タイトルが変わる度に登場人物も変わってしまい、色んな人がいっぱい出てくる作品も面白いが、片山さんのように少ない人数で「あっ、あの時の人だ!!」と思わせてくれるのもいいかも。
おまけに、4部構成の内の3部は記憶に新しいニューヨーク同時多発テロが描かれています。きっと、作者の心に最もグサッときた出来事だったのだと思います。
私とは全く違った生活、全く違った時間の流れ。なのになぜにこの作品は親近感が湧いてしまうのだろうか?きっと、心のどこかで「こんな生活いいな〜」とか「こんな風に悲しんでみたいな〜」と思っているのだろうか?それとも、人の生と死を作者自身が迷いながらも一生懸命に言葉にしようとあくせくしている姿がとても素敵に見えてしまうからか?
心の声全てを言葉にすることは不可能だと思います。特に人の生と死は、あっけないものなのに、考えれば考えるほど難しい方向に進んでいくような気がします。だからこそ、文章にして伝える題材にはもってこいなのかもしれないなと。○×で決められないテーマがあったっていいじゃないか?曖昧な感じを表現したっていいのではないか?と思います。
レビュー登録日 : 2009年02月08日
引用
- 登録されていません。






コメント
まだコメントはありません。