神を見た犬 (光文社古典新訳文庫 Aフ 2-1)

  • 光文社 (2007年4月12日発売)
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感想 : 96
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どちらかと言うと避けてきた「幻想文学」と言うジャンル。歯医者の待ち時間の寄った本屋で手に取って、「古典」の響きに惹かれて手に取ったんだけど、ジャンルとしてはほぼ初体験に近かったが、食わず嫌いはあかんで、と思い知った一作。特に「七階」の空恐ろしさは秀逸。一度でも内科に入院した事のある人間には…。表題の「神を見た犬」では、やはりキリスト教と言う宗教を理解した頭で読みたかった、と思う。しかし、ブッツアーティって覚えにくいし読みにくい(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外文学
感想投稿日 : 2010年3月10日
読了日 : 2010年3月10日
本棚登録日 : 2010年3月10日

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コメント 1件

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2013/01/28

手軽に読めるブッツァーティ。お薦めの一冊ですね。
「キリスト教と言う宗教を」
逆に、この話を足掛かりにキリスト教を考えてみるとか、、、

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