The end of youth ~あいの、うた~ (プラザCOMIX Hollyセレクション) (プラザコミックス)
- スコラマガジン(蒼竜社) (2009年11月20日発売)
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感想 : 12件
個人的に久保山と小菅の話の方が好きだ…コミカライズされたのも、単行本の裏にあらすじが書かれていたのも田頭と力の話「The end of youth」の方だったが、私は単行本で先に収録されていた「あいの、うた」の、小菅と久保山の関係の方が好きなのだ。全く売れてないが、編集長がお気に入りで売れてないにも関わらずこの雑誌には必要以上に掲載されているバンドの音楽を、編集者の小菅は全く評価していない。聴いても「いいもの」と思えないスタンスで取材に同行する事になり、Vo.の久保山と衝突をする。この辺の描写が物凄くリアルであると同時に、作者である木原音瀬の、作品を生み出す者としての考え方が垣間見える気がする。誰しもが、自分の作り出したいものがメジャーであるとは限らず、苦悩するだろう、と言う事が書いてある作品だな、とも思った。
しかし、宮本佳野さんの絵柄は木原作品に非常に合っていると思う。何と言うか、派手すぎず地味過ぎない感じが。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BL
- 感想投稿日 : 2014年1月31日
- 読了日 : 2014年1月31日
- 本棚登録日 : 2013年11月22日
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