七田式超右脳開発トレーニング: 高速視・聴・読であなたの中に眠る本当の力を呼び覚ませ!

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  • 総合法令出版 (2002年9月1日発売)
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感想 : 8

角川グループは12月に文芸・新書・ライトノベル・コミックの4ジャン
ル、約100作品の電子書籍を売り出すことにしています。これを皮切りに
来年7月のグランドオープンまでに次々に作品を発売する予定です。

TSUTAYAは、GALAPAGOSストアを12月に開店し電子書籍3万冊を売り出す
予定です。

そして今日の朝刊に週刊新潮が海外向けに電子版を配信するとの記事
が載っていました。


読者の中にもパソコンやリーダーですでに電子書籍を読まれている方
もいらっしゃると思います。

今後、出版会社や印刷会社が電子書籍の市場にどんどん進出してくる
ことでしょう。

電子書籍は、記憶速読術のトレーニングに最適のコンテンツとなりま
す。

トレーニングの概要は【2】で触れます。


まず、トレーニングに入る前にリラックスします。
瞑想、呼吸を使って「右脳学習モード」に入ります。

丹田呼吸法
-------------
下腹に手を当て体を前に倒しながら、体内の邪気をすべてはき出す。
続いて、体を起こしながら、鼻からすっと宇宙のエネルギーを吸い込
む。

宇宙をイメージしながら、「吐く」と「吸う」を5,6回繰り返す。

潜在能力を引き出すには、宇宙のエネルギーを活用することが必要だ。


丹田呼吸で意識を集中することで、右脳意識が自然に使えるように
なります。


丹田呼吸法の解説サイト
http://www.ne.jp/asahi/aquarius/messenger/aquarius_016.htm


残像トレーニング
-------------------
丹田呼吸法で心身をリラックスした後、意識を集中して次の図を30
秒間見続けてください。

http://www.johou.net/kyouzai/zanzouryoku.htm


30秒間見続けた後は、目を閉じてください。

まぶたの中に残像が残ります。

この残像訓練を何度も繰り返すと、残像の残る時間が徐々に長くなっ
ていきます。

ここまでくると、イメージしたものを自由に色を変えたり、形を変え
ることができるようになります。

カードの図柄を見つめ、目を閉じて、瞼に浮かぶ残像をただ追いかけ
るだけで、脳のスイッチが切り替わるようになります。



【2】初級トレーニング

スマートフォンやiPad、電子図書リーダーを持ち歩いている方は、
いつでもどこでも速読のトレーニングを行うことができます。

電子書籍をのページをめくるときはタッチスクリーンに指をサッと
滑らせると思います。

めくる速度は自分で調整ができ、かつ、軽快に気持ちよくページを
切り替えていけるので速読トレーニングに向いているそうです。


また、七田式では画像カードを眺め、目に焼き付けてイメージを記憶
するというトレーニングを行いますが、これもパソコン画面などで気軽
に行うことができます。

グーグルで写真検索をすると画面に小さな写真がいっぱいに並ぶと思
います。

いわゆるサムネイル表示というものですが、これが記憶力向上のトレ
ーニングに使えます。

なるべく関連性のないバラバラの画像が並ぶとよいそうです。

http://bit.ly/dtnmQi

これをしばらく眺めて、どこにどの写真があったか思い出します。


また、Googleが無料で公開しているソフト「Picasa」を使ってこれら
を「スライドショー」で表示させます。

画面が表示されてから消えるまでにいかに効率的に画面を頭に焼き付
けるかトレーニングを行います。


RSSリーダーを利用すれば更新記事が1つ1つのカードにまとめら
れ、一覧表示されます。

書かれている内容を瞬時に記憶するようにつとめ、右脳を刺激します。


このように、私たちが普段、何気なく使っている様々なコンテンツを
記憶力や速読力の向上に使うことができるのです。



【3】中級トレーニング

図形や写真を覚えようとするとき、慣れないとどうしても情景を説明
する言葉で覚えようとします。

でも、本来の右脳は、見たままを瞬時に記憶するときに威力を発揮す
るものです。

見たままに覚えると口ではカンタンに言えても、実際に覚えるとなる
と最初のうちは大変です。

まず、シンプルな図形から始めるべきです。
ピクトグラムのような図形が初心者向きだと思います。

【参考】カッティングシートデザインTOKU工房
http://www.10ku.com/pict-2.html


サムネイル表示の画像や、スライド機能で表示を切り替えながら記憶
するトレーニングにおいては、だんだん表示時間を減らしながら一定期
間における記憶量を増やしていくようにします。

iPhoneなどのスマートフォン専用のアプリを使えば、スライドショー
の表示時間などこまめに切り替えていくことができるし、これを持ち歩
けばいつでもどこでもトレーニングを行うことができます。


ツイッターやRSSなどの文字情報を読むときに大切なのは、周辺視
野を広くすることです。

文章をひとかたまりとして捉える方法を習得するにはこれらのコンテ
ンツが最適です。

速く、かつ深く文章を読むコツは次のとおりです。

1肩に力を入れない(読む前に瞑想、呼吸法を行う)
2読みながら頭の中で声を出さない
3意味がわからなくても立ち止まらない
4リズミカルに読む

メトロノームアプリを使えばテンポよく読めることができます。


『コンテンツ記憶速読術』の強みは、特別の道具を要しなくても、
普段から接している情報機器やソフトを活かして、仕事をしながらでも
トレーニングを実践できるということです。


まずは、大量にインプットしなければ、良質のアウトプットは生まれ
ません。

情報化時代についていくのが大変だと思われている方はぜひ本書を手
にとって読まれることをおすすめします。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 速読・記憶
感想投稿日 : 2010年11月16日
本棚登録日 : 2010年11月16日

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