ニュースの読み方使い方 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2007年10月30日発売)
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本棚登録 : 441
感想 : 64

情報の収集から整理・使い方までバランスよく

わかりやすい説明でおなじみの池上彰が情報収集術、インタビュー術、情報整理術、読書術、ニュースの読み方(情報リテラシー)、情報発信術を自分の経験を元に幅広く展開。

難しいことを分かりやすく説明する彼の情報への貪欲さと努力をこの本から学ぶことができるだろう。

以下の2点を今後のために記録

■インタビュー術
人から話を聞きだすときは、「仮説」をぶつける

御用聞きになって、「最近どうですか?」とか「変わったことないですか?」とかインタビューしても「別に・・・」の回答でおわってしまう。自分なりに考え、仮説をぶつけてみると、相手が丁寧に答えてくれることが多い。もちろん仮設を立てるには、日ごろの経験や勉強が必要。

⇒このインタビュー術はそのまま営業でも使えると直感!
御用聞きにならず、仮説をお客さまにぶつけよう。

■読書術
人間の記憶なんていい加減。読んでもすべて覚えているわけではない。穴だらけのバケツで水をすくっている程度のもの。

でも、せっせとやっていると少しはたまる。どんどん忘れるが少しは残る。そこに意味がある。

⇒読書をしていて、本棚を眺めていても昔読んだ本の記憶がほとんどない。でも、自分のどこかに少しは水になって役立っているのかもしれない。だからボクは本を読むのだ・・・と救われる記述。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 4-1
感想投稿日 : 2011年9月7日
読了日 : 2011年9月7日
本棚登録日 : 2011年3月21日

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